本日前半の乗務を終えて、回送で某所から営業所へ向かっていた。途中の緩やかな右カーブの下り坂… 前方約５０ｍを右から左へ、道路を横断する一匹の猫を発見した。その足取りは軽く、スキップしているかのように見えたのだが…
その体はかなり痩せていて、私は「人間みたいにダイエットしてるなんてことはないだろうが… まさかゴミの中にあったダイエット食品を食べちゃったとか！？ くびれと美脚で美男猫をゲットする？ それにしても細いなぁ…」と思った。（オスかもしれないのに…）
そんな私の視線を感じたのか、道路を渡り終えて歩道上で立ち止まっていた“スリムビューティー猫”は、顔をこちらに向けて私の顔をジィ～ッと見ていた。私はバスの進行方向の安全を確認しながらも、その猫をチラチラと見ていた。
そして、バスが猫の手前１０ｍくらいまで接近したところ… 猫が急に体の向きを変えて、バスの前に飛び出して来たのである！ ビックリした私は“３割引きの急ブレーキ”を踏んだものの、感覚的に「右前輪でやっちゃったか！」と思った瞬間… 私の視界の右の方へ猫が走り抜けて行くのが分かり、私はホッとした。
あの方向転換＆飛び出しについて… 猫が「ミーだって好きで痩せた訳じゃニャ～！ 猫にだって悩みがあるんニャ！ 変な目で見ニャ～で… こうなったら、おミャ～さんのバスに飛び込んで死んでニャるぅ～！」と言っていたかどうかは定かではない。