あるバス停で一人のお婆さんが乗り、ゆっくりと車内通路を歩いて行く… 私は、その背中を車内ミラー越しに見ながら、着席するのを待っていた。その間に乗車口(前扉)を閉めると、「発車します。ご注意ください」というコンピューター音声が流れた。
すると「ピィ~!」と降車ブザーが鳴ったのである。一瞬、私は迷ったけれど、「ひょっとして降りそびれたのか、気が変わったのか…」と思って降車口(中扉)を開けた。しかし、誰も動かず何も言わず… その後、バスが発車すると同時に再び降車ブザーが鳴り、次のバス停で高校生の女の子3人が降りて行った。
終点からの折り返し… 始発地点となる某駅で数名の乗車があった。発車時刻まで30秒を切り、私が車内案内を始めたところで「ピィ~!」と降車ブザーが鳴った。私は「さすがに始発地点で降りそびれはないだろうから… うっかり降車ボタンに触れてしまったのだろう」と思った。
そこで、運転席の左前にある“解除ボタン”を押して降車ランプを消し、定時に扉を閉めて発車した。一つ目のバス停で2人の女性が乗り、扉を閉めて発車… と思った瞬間、「ピィ~!」と降車ブザーが鳴ったのである。反射的に私が中扉を開けると、一人のお爺さんが降りて行った。
そんなに慌ててボタンを押さなくても… 「いつまでもバス停に止まってないで早く行って!」「ゴチャゴチャ喋っとらんと早く行け!」というメッセージなのか、私のネタ探しに協力してくれたのか… えっ!? 私の気を引こうとしたんじゃないかって? ハハハ… ストライクゾーンよりも低いし高いし… それに、お爺さんが相手じゃ“種目”が違うじゃん!
すると「ピィ~!」と降車ブザーが鳴ったのである。一瞬、私は迷ったけれど、「ひょっとして降りそびれたのか、気が変わったのか…」と思って降車口(中扉)を開けた。しかし、誰も動かず何も言わず… その後、バスが発車すると同時に再び降車ブザーが鳴り、次のバス停で高校生の女の子3人が降りて行った。
終点からの折り返し… 始発地点となる某駅で数名の乗車があった。発車時刻まで30秒を切り、私が車内案内を始めたところで「ピィ~!」と降車ブザーが鳴った。私は「さすがに始発地点で降りそびれはないだろうから… うっかり降車ボタンに触れてしまったのだろう」と思った。
そこで、運転席の左前にある“解除ボタン”を押して降車ランプを消し、定時に扉を閉めて発車した。一つ目のバス停で2人の女性が乗り、扉を閉めて発車… と思った瞬間、「ピィ~!」と降車ブザーが鳴ったのである。反射的に私が中扉を開けると、一人のお爺さんが降りて行った。
そんなに慌ててボタンを押さなくても… 「いつまでもバス停に止まってないで早く行って!」「ゴチャゴチャ喋っとらんと早く行け!」というメッセージなのか、私のネタ探しに協力してくれたのか… えっ!? 私の気を引こうとしたんじゃないかって? ハハハ… ストライクゾーンよりも低いし高いし… それに、お爺さんが相手じゃ“種目”が違うじゃん!