バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

市内中央土曜昼間私車渋滞選択失敗(ニホンゴ)

2012年09月30日 17時19分11秒 | バス運転士

新たな営業所勤務が始まってちょうど半年… 昨日、初めて“週末お昼の市内中心部”へ行った。もちろんバスで! もちろん運転して!! 仕事だから仕方なく!!! なぁ~んて「嫌だ嫌だ」と思っていると…。。。

これまでは平日の朝しか行ったことがなかったので、教習で聞いていたような混雑に遭遇したことはなかった。いつか書いたような“大手百貨店への搬入トラックの長い長い縦列駐車でバス停が分からずに驚かされた”ことはあったけれど…、、、

昨日、某所を午後2時半頃に出発した。思っていたより乗客も多く、気が付けば5分ほど遅れていた。そして、終点の3つ手前のバス停で一人乗せて、一気に右車線まで変更して… その先の交差点を右折したら、教習で聞いた“終点までの渋滞直線”が待っているはず…

で、私の「意外と渋滞してなかったりして!?」という甘い期待はあっさりと裏切られた。ちょうど右折する交差点の赤信号にかかり、右方向を“視察”することができたのだが… しっかりと渋滞していたのである。

半年前の教習中に、こういう場合は「3車線の真ん中を走って行き、その車線のままバス停の前で乗降客扱いをする。左車線も右車線も、左右の駐車場へ入るマイカーで渋滞しているので、大人しく左に並んでいたら何時間かかるか分からないぞ」と言われたのだが、それを見た私は納得した。

ほとんどのマイカーが“渋滞の原因を分かっていて”大人しく左右に並んでいるのだが… 急に真ん中車線へ変更しようとするマイカーもいたりして、油断はできない。少しでも強引に行こうものなら、すぐに接触事故になりかねない…(あ~、やだやだ!)

私のバスは真ん中車線をジリジリと前進して、終点の2つ手前のバス停の前で両扉を開けて降車客扱いを… 左車線のマイカーも動く場合があるので、「左側に車が並んでいますので、気を付けてお降り下さい」と注意を促した。

そこから終点の1つ手前のバス停までは、意外にスンナリと行けて… 普通にバス停に着けることができた。が、まだ右車線にはマイカーが並んでいたので、そのまま終点のバスターミナルの入口直前まで真ん中車線をブ~ンと…(見慣れない風景に、一瞬「ターミナル入口は何処だ!?」となり、かなり手前でブレーキを軽く踏んでしまったが…)

いつか書いた“10分くらいのサバ読み時間”があるにもかかわらず、その“到着予定時刻”を5分ほど過ぎて終点へ… 「ありゃま、もう発車時刻じゃないの!」と思いながらも、待機場所でさっさと忘れ物チェックをして… 「お待たせしてすいません」と言いながら、バスを乗り場に着けた。

ターミナルの出口には一人の係員が立っており、道路を走ってくる車の流れを止めてバスを出してくれたのだが… その直前には横断歩道があり、私が出ようとしたところ、ちょうど左から歩行者が歩いてくるのが見えたである。そこで私は止まっていたのだが… 係員が「早く出てこい!」と言わんばかりに、右手に持った棒を振ったので、私は慌ててブ~ンと…

ターミナルを出てすぐに、信号待ちの車列の最後尾で止まった。そして信号が青になったのだが… 私は迷ってしまった。その先にあるバス停のために左車線を走るべきか、空いている真ん中車線を走るべきか… ここで左車線に並んでいるマイカーは、駐車場へ入るような“動かない渋滞”ではなく、交差点を左折する車と直進する車が並んでいるだけの“動く車列”だったのだ。

もしも真ん中車線を走って行って、タイミングが悪いと左車線の車と並走することになってしまう… しかし、真ん中車線はガラガラ… う~む… と、その内に後方の信号が青に変わり、後続車がドドドォ~っとやってきてしまった。が、左車線も止まることはなかったので、私はそのまま左車線を… が、が、が、ちょうど目の前で信号が赤に…(がちょ~ん!)

その選択が、すべてを悪い方へ導いてしまったのか… その後、某所へ向かっている途中でも“バスよりも遅く走る車”に前に入られたり… 追い抜いて行った大型車が渋滞で止まってしまい、バスレーンへ抜けるだけの幅がなくなったり… それらのせいで、行けるはずだった青信号を行けずに長い赤信号を待つことになり… そんなことが重なり、10分以上も遅れてしまったのである。

その次の、某総合駅への往復時も悪循環は続き… 再び某所へ戻って来る午後5時半過ぎまでの約3時間、私は「お待たせしてすいません」&「バス遅れましてご迷惑様でした」を繰り返していた… 次回はリベンジ! 市内中心部からの復路でも、真ん中車線をブブブォ~ンと走るぞぉ~!(どうも“初モノ”に遭遇すると、ついつい様子を見ちゃうんだよなぁ…)