あるバス停で一人のお婆さんが乗った。無言で運賃箱を素通りしたのだが、手提げ袋の中に手を入れてガサゴソやっていたので、私は「フリーパスを探しているのだろう」と思って何も言わず、お婆さんが優先席に座るのを確認してから発車した。
そこから3つ先のバス停で止まった時に、お婆さんが前の方へ来て「すいません」と言いながら運賃箱に200円を入れて、座席に置いてあった手提げ袋を持って中扉から降りて行った。最初から財布を探していたのか、フリーパスが見つからなかったから現金で払ったのか…???
また、ある時あるバス停でお爺さんとお婆さんが乗った。お爺さんは右手にフリーパスを、お婆さんは川へ洗濯に… 否、何も見せずに乗ろうとしたので、私は「フリーパスですか?」と呼び止めた。
すると、お婆さんは「ちょっと待って! 今、探すでぇ!」と言いながら、車内後方にある空席に座った。そこからバス停をいくつか通過したり止まったりしているうちに、ボケな私はすっかりお婆さんのことを忘れてしまい…
気が付けば終点に到着… 「ご乗車ありがとう~」と言ったが誰もおらず… 「さっきのバアサン、黙って降りて行っちゃったのか!」と思っても、後の祭りである。クッソ~! 今度、会った時には… 顔を忘れてるからな!(駄目じゃん!)
追伸 今日は終点の某所で「ブログ見てます」と一人の男性から言われて驚いた。その後、私がバスを転回場へ移動させたところ、その前にあるバス乗り場に彼一人だけがやってきたので、私はバスを降りて行って少しだけ話をさせていただいた。また今度、会った時に… 顔を忘れていたらゴメンナサイ。なんちゃって…