定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

穂高山行7) 明神池~上高地

2008-05-20 08:51:12 | Weblog
嘉門次小屋はすぐ傍に明神池があります。早速、カメラを持って出かけてみました。





 静寂な池の周囲には若葉が萌えているようで、小鳥の鳴き声が聞こえ、ほとりに水芭蕉も咲いていました。清らかな水の中に岩魚の大きなのがゆうゆうと泳いでいました。

 

 翌日はあいにくの雨となりましたが、上高地への1時間の道のりを木道を通って歩きました。



 上高地に着く頃には雨も上がり、青空が見えてきました。予約していたタクシーに乗って松本へ戻る途中、新緑のみどりの中に滝が見え、車を止めて最後の写真を撮りました。



 目が覚めるような若葉の緑に別れを告げ、長い6日間の穂高山行が無事終了しました。仲間達はそれぞれ、長崎、福岡、東京方面に帰っていきました。
 私はこの後、しばらく、娘がいる横須賀で過ごすことになります。

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穂高山行6) 穂高岳山荘~明神池

2008-05-20 08:49:54 | Weblog
 いよいよ、これから涸沢へ下り、更に横尾から徳沢、明神池までの長い下りのコースとなります。



 最初の下りは大変急斜面となっていて、アイゼンを掃いていてもずるずると滑ります。



 途中、尻セードをしながらピッケルで制動をかけて滑るグリセードをしました。大学1年の時以来でしたが、なんとか真似が出来ました。
 5回ほど転んでいるとリーダーがストックを貸してくださいました。だいぶ、歩きやすくなったものの、腿の筋肉が張ってザックの荷物が肩に食い込み、やっとの思いで一気に横尾まで下山しました。



 横尾まで来ると明神岳と前穂高をバックに、梓川の河原には新緑が萌えていました。



 明神池までの道のりは適当な下りが続き、林道の中を歩いていると、白い可愛らしいニリンソウが一面に咲いていました。



 毒が強いといわれるハシリドコロやエンゴサク、エンレイソウなどを楽しみながら、7時間半ほどかけてやっと明神池の嘉門次小屋に到着しました。

 

 上高地からの登山には山男にとって著名な小屋で、ウエストン氏のピッケルなどが飾ってありました。



 奥の間には炉辺があり、ここの有名な岩魚の炉辺焼きが美味しそうな香りをさせており、夕食にはこのほか山菜の天ぷらや煮物などが並び、久しぶりの湯船にも浸かって、ぐっすりと寝ることが出来ました。
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穂高山行5) 穂高岳山荘の夕映えと日の出

2008-05-20 08:47:57 | Weblog
 今回の山行はメンバーの1人に写真家が含まれていて、写真講座がついていました。写真を始めてまだ浅い私にとって、彼の説明はとても新鮮で、だいぶ勉強になりました。



 夕暮れが迫る頃、私達の期待通りに美しいアーベントロートの世界が始まりました。これからの変化がどのようになるか宿の窓からカメラを構えて待ち続けました。



 夕焼けが赤く染まり、太陽が山肌に沈んで行きますが、望遠レンズで撮ると形が面白く変化してきました。



 更に変化しています。



 ついに夕日が沈んでしまいました。



 夕日が沈んだ後の夕映えです。空を多く撮った方がいいよ!という指導の下にシャッターを切りましたが、あまりに色が強くて少しどぎついくらいの光景でした。



 翌日の日の出は4時40分頃でした。写真家の彼によると、夕日は落ちた後が美しく、朝日は昇る前がシャッターチャンスになるということでしたが、残念ながら、日の出の少し前に目が覚めてしまい、日の出前の光景は撮れませんでした。



 しかし、朝日を受けて薄桃色に染まった山陰の向うに、前穂高連峰が5峰まで美しく見えていました。
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