1月3日の北海道新聞の一面トップに「世界のNISEKO」というタイトルで、デカデカと5年後トップリゾート地にと書かれていました。この2,3年間にニセコのスキーエリアーは様変わりしてきました。北海道新聞にはシリーズでニセコエリアのあれこれを宣伝しており、今や「ニセコ」から「NISEKO]になっているのです。
今年は、外国からのスキー客が既に40万人に達すると報じられているほどで、さながら外国のスキー場と勘違いするほどです。
現に、スキー場近辺のコンドミニアムが密集する付近は、ロスアンゼルスにあるリトルトウキョウに倣って、リトルシドニーと云われているほどオーストラリア人が大勢います。
外国人では、やはりオーストラリア人が一番多く、約16.4万人、アジア諸国から、16.9万人、北米から1.4万人、更に欧州からも1.1万人がニセ地域だけに集まってきます。アジア地域の中では、香港、シンガポール 、台湾、更に中国からもが訪れています。
これもニセコには、世界でも指折りのパウダースノーがあると云うことが最大の人気になっており、リフトで隣に座った外国人に,「ニセコの雪はどうですか?」と尋ねると、皆、「素晴らしい!」と言ってくれます。
HANAZONOリゾート近くに3月開業予定の高級和風旅館「坐忘林」は、周囲を林に囲まれた立地で、15室の客室にはそれぞれ温泉があるそうな・・・東急リゾート(株)ではヒラフ地区に300室のコンドミニアムを7月着工予定だとかで、そのほか多くの高級コンドミニアムが増えています。
倶知安は北海道の中でもずば抜けて多い積雪量で、年間降雪量は10.62mに達する一方、苫小牧市は1.38mです。倶知安は道内屈指の豪雪地であるだけに、町民一人当たりの除排雪費は 、35,200円に対し、苫小牧市は1,400円と25倍もの差があります。
これらのリゾートが冬だけでなく夏期シーズンも多くの観光客を引き寄せるようになるのが、これからの課題になるでしょう。