現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

チューニング 2

2009-10-15 09:28:26 | 虚無僧日記
10/23 一絃琴とのコンサート
一絃琴は、左手の押し具合で音程が決まる。押しすぎれば
高くなる。演奏中にどんどん押しが強くなり、音が上がって
いく。
チューナーで見ていると、もう針が振り切れている。
手穴を少し開けて対応するが、まともには吹けなくなる。
前回、それで失敗した。
今回は、手穴を広げたりなど尺八を改造した。(普通の尺八家は
こんなことしない)

自分が正しくとも、相手に合わせなければならない場合もある。
今回は、主催者と演奏者に、良い演奏ができて喜んでもらう
ことが一番。そのために報酬をいただくのだから、尺八の改造
(改悪)ぐらい、いたしましょう。


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チューニング

2009-10-15 07:22:35 | 虚無僧日記
雅楽の笙や篳篥は、ピッチが10ヘルツくらい低い。
その昔は「A=430」くらいだったのだ。これでは
洋楽器と合わない。楽器の改造が必要なのだ。

現在、世界協定では「A=440hz」なのだが、最近
では「A=442」が一般化している。ピアノでも
「440」と「442」がある。

さて、そうして合わせたつもりでも、尺八は気温で
5~10ヘルツも狂ってしまう。そこで、ピッチの高めと
低めの尺八を用意している。

10/23 の一絃琴との合奏は参った。開放絃をA=
440に合わせておいても、左手の押し具合で音程が
決まるので、演奏が進むにつれ、どんどん押す力が
強くなり、ピッチが20hz以上も上がってくる。
手穴を少しずつ開けて対応するが、まともには吹け
ない。今回は手穴を広げるなど、尺八を改造した。

自分が正しいと思っても、相手に合わせることも
必要な場合がある。今回は、主催者と出演者が、
満足する演奏ができ、喜んでもらうことが、私の
役目。そのための報酬をいただくのだから。


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機械を信じたら

2009-10-15 06:49:53 | 虚無僧日記
最近体重が58kg。2kgも減ったと喜んでいたが、
ズボンのベルトがきつくなってきた。階段上るにも
体が重い。どうやら体重計が狂っていたようだ。

詩吟の稽古で、講師の「チューニング・トレーナー」が
発信する音と、私の尺八の音程が合わない。「機械が
正しく、尺八が間違っている」と皆が思う。しかし私の
チューナーで確認したところ、講師のチューナーの方が
ずれていることがわかった。でも生徒の面前で指摘は
できない。

別の詩吟の会では、指導者クラスが全員チューナーを
買った。セイコー社の新品。定価 9,000円。ところが
内3台の針が中央にこない。発信する音も狂っている。
「使用説明書」を読むと、「出荷の際合わせてあるが、
温度や衝撃で狂う場合があるので、その時は補正ネジで
調整を」とあった。私が直してあげた。

お琴の会などで、「A=440でお願いします」と頼んで
おいても、いざ本番で合わないことがある。その方の
チューナーが狂っていたり、正しい使い方を知らず、
設定が違っていたり、「♭」の表示を見落としていたり。
失礼ながら、必ずチェックさせてもらっている。


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