現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

門外漢

2009-10-21 07:54:18 | 虚無僧日記
ヤフー・オークションで「尺八」を検索すると、「木管」の尺八が
「超美品、在銘」などと銘打って、2万円超スタートで出ている。
定価15,000円で洋楽器店に出回っていた普及品だ。

素人が竹に穴をあけただけのどうしようもない尺八も「旧家
蔵出し」などという触れ込みで高値で出ている。尺八を知ら
ない“門外漢”には判らないだろうな。

同様に、私「三味線」を1,000円で落札してしまった。私以外は
誰もいれていない。きっと三味線弾きからみればどうしようも
ない物なのだろうか。門外漢の私には判らない。今日届く。
不安。

以前にも骨董市で、中棹三味線を40万で買ったが、端唄用
なのか、地歌としては棹が少し短かいから、使えないと云われ
人にあげてしまった。“安物買いの銭失い”性懲りもなく、
またやってしまった。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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贋作

2009-10-21 07:23:55 | 虚無僧日記
「○に古」銘の尺八は、結局7万円未満で落札された。
意外に安値だった。「贋物」だったのだろうか。でも
誰が何の目的で「贋物」を作るのだろう。尺八は美術品の
ように売買されるものでもない。

同じ作者でも尺八の場合は、刀同様、出来不出来がある。
現在人気の「真山」でも、4万円から400万円まで差が
ある。「真山」銘だからといって、すべてが高値で売買
されるわけではない。

ネットオークションにはまって、鎧や刀、鍔なども検索
してみた。江戸時代以前の本物でも、超安値の物がある。
問題は最近作られた物が多く出回っていることだ。「安い
から」と飛びつくと、贋作というより、おもちゃだ。
模造刀を 8,000円で買ったが、飾ってもおけない。

私は過去、騙され放し。昭和50年に70万円で買った鎧は、
昭和の作品だった。売った時は5万円だった。オークション
では、同様の鎧が18万~25万円で出ている。ご用心ご用心。
それと全く同様のものが、先日行った○○美術館に堂々と
飾られてあった。内緒内緒

刀も「兼定」というので、150万で買った。「兼定」でも
「関の孫六」なら1,000万はするが、「兼定」は何人もいる。
売値は15万とのこと。従兄弟にあげてしまってスッキリした。

金があるとろくな買い物をしない。「何も無い人の豊かさ」を
学ぶまでの高い授業料だった。


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