現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

チャップリン

2009-11-04 17:09:06 | 虚無僧日記
(数日前に書いたブログの再アップです。「チャップリン」で4編まとめました)

東名「牧の原SA」の土産品「茶プリン」は笑えた。抹茶味の
プリン。土産など買わない私だが、思わず買ってしまった。
そう、私はチャップリンの大ファンなのだ。

「米(コメ)で慰安」??? (おっと変換ミス) 「コメディアン」で、
ヒューマニズムを標榜しながら、人間嫌い。人付き合いの悪い
偏屈な天才だった。彼の笑いの中には、人間の深い悲しみが
秘められている。“放浪者”の悲哀が“虚無僧”に共通するのだ。

チャップリンの映画には、シナリオが無い。現場で何度も撮り直し
ながら作っていく。ワンカットに何万回も撮り直したこともあった
という。度を越えた究極の真理の追究。そこに私は感銘するのだ。
時には何カ月も撮影が中断したこともあった。それでもスタッフは
毎日、いつでも撮影に取り掛かれるよう準備をして待ち続けた。

だから、チャップリンの興行は、世界的に大ヒットしても、収支は
いつも赤字だったという。
彼が自ら「最高傑作」という『殺人狂時代』で、バッシングを受け、
自由の国アメリカは、“レッドパージ(赤狩り)”でチャップリンを
国外追放した。「なぜだ?!」。国家に裏切られた彼の怒りは いか
ばかりだったか。


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『殺人狂時代』

2009-11-04 17:08:53 | 虚無僧日記
結婚詐欺容疑の女 知人男性4人死亡 外車、仏料理…突然派手に(産経新聞) - goo ニュース

結婚やホームヘルパーを餌に男に近づき、6人を殺した? とされる事件。
チャップリンの「殺人狂時代」の現代版だ。あの映画は、1947年、第二次
世界大戦が終わって2年後、(私が生まれる前年)に作られている。

言葉巧みに金持ちの独身女性に近づき、次々と殺して、金を巻き上げる。
保険金殺人、骨をも燃やす焼却炉、遅効性のトリカブトと、すべて50年後に
世間に現れてくる事件を先取りした映画だ。そしてチャップリンはいう。
「殺人はビジネスだ。人一人殺せば犯罪者となり、百万人殺せば英雄となる」と。

この名言を私は忘れられない。チャップリン自身「この映画が私の最高傑作だ」
と語っているそうな。ヒットラーを風刺したのだが、大戦が終わっても、
今でも、世界のどこかで、正義の名のもとに殺戮が行われている。

何が“正義”なのか。

今世界は人口大爆発で、人類の危機に直面している。60億の人口を半分に
減らさなければ、人類は恐竜のように絶滅する。となると、人類のため、
世界のため、30億の殺戮が“正義”となる。“正義”のために、あらゆる
大量殺戮の手段が開発される。人減らしのためには、殺人も“正当化”
される。4人殺した彼女も、正義の殺戮の奉仕者だ。
親鸞も言っている「この世に悪も善もない。殺人者も救われるべき」と。

(こんなこと書くとブログ炎上するかな?)

さて「殺人狂時代」から60年。今回の事件との違いは、昔は男が非力な女を
殺した。今は女が“草食系男子”を襲う時代となった。ご用心ご用心。


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チャップリンの『独裁者』

2009-11-04 17:08:37 | 虚無僧日記
チャップリンの『殺人狂時代』とともに有名なのが『独裁者』。
独裁者ヒンケルと入れ替わったチャーリーが、ラストで6分間も
大演説をぶつ。

「人生は自由で楽しいはずであるのに、貪欲が人類を毒し、憎悪を
もたらし、悲劇と流血を招いた。スピードも意志を通じさせず機械は
貧富の差を作り、知識を得て人類は懐疑的になった。
思想だけがあって感情がなく、人間性が失われた。知識より思いやりが
必要である。思いやりがないと暴力だけが残る。航空機とラジオは
我々を接近させ、人類の良心に呼びかけて世界をひとつにする力がある。
私の声は全世界に伝わり、失意の人々にも届いている。人々よ失望しては
ならない。貪欲は姿を消し、恐怖もやがて消え去り、独裁者は死に絶える。

大衆は再び権力を取り戻し、自由は決して失われぬ!
“神の王国は人間の中にある”すべての人間の中に!諸君の中に!
諸君は幸福を生み出す力を持っている、人生は美しく自由であり
素晴らしいものだ!諸君の力を民主主義の為に集結しよう!
よき世界の為に戦おう!青年に希望を与え、老人に保障を与えよう!」

この映画は、ホロコースト が行われる前に、製作された。
ヒットラーをチャカし、激しく非難している。この映画をヒットラーは
2度も観ていたという。ヒットラーとチャップリンは、生年が同じ。
顔も似ている。ヒットラーはチャップリンを真似て、チョビ髭を
つけていたとか。大衆を“扇動する力”でも共通性があった。


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ヒットラーの名言・迷言

2009-11-04 17:08:18 | 虚無僧日記
U-tube で「ヒットラーの演説」を見た。混迷の時代には、
大衆は力強いカリスマを求めるのか。

「今日では金が唯一の人生の尺度になったかのようだ。」

「信じられないだろうが、未来には、幼いときから大人の思考と
 感情を持った人間たちが現われるはずだ。逆に、肉体が大人で
 感情が子供のような者たちと、両極端になるということだ」

「女のような男と、男のような女が現れる」

フムフム、現代社会をみごとに予言している。ヒトラーは予言者か。
だが、「少数の男性が大多数の女性と性交渉する時代が来る」と言うが、
今やさらに「一人の女性が多くの男性と性交渉する時代」になった。

・「女性が権力を持った国は 数年以内に滅びる」
・「老人が多く自殺する国は 滅ぶ」
・「女性に優しい女性優遇国家は 成長しないどころか 衰退する」

どうも滅びそうもないな、と思うのは“極楽トンボ”か。
国家の崩壊は 忍び寄りつつあるかも。

・「性交渉の低年齢化が進み、子供が子供を産む時代が来る」
・「私は間違っているが、世間はもっと間違っている」

(ヒットラー)総統にかぶれるネオ・ナチズムは “相当”間違って
いる。はやくヒットラえろォー。


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