(『沈まぬ太陽』について、11/8からの記載を、順に並べ換えました。)
山崎豊子原作の『沈まぬ太陽』が映画化され、話題となっている。
渡辺謙演じる主人公恩地元には、実在のモデルがいたとか。日本
航空元社員小倉寛太郎だそうな。
組合活動でアフリカに左遷されるという不条理。御巣鷹山墜落事故を
主題に、日本航空の腐敗した経営内部を鋭くえぐった作品として、
『週刊新潮』連載中から、私は関心をもって読んでいた。
日航としては不快極まりなく、抗議しているらしいが、山崎豊子側は
「あまでフィクション(創り話)」だと。
映画では、渡辺謙は“善玉”として描かれているが、日航の組合活動
には、批判が多いのも事実。
日本航空が経営再建を進めている中で、「5労組」が、『業務移動時の
グリーン車やファーストクラスの使用や、“通常出勤時”のハイヤーの
使用を要求していることに対して、「会社の経営状況を省みない、特権
意識丸出しの労働貴族そのもの、非常識な要求だ」との批判がある。
もう何十年も前だが、日航に就職した大学の先輩が、まだ課長にもなって
いないのに、横浜の自宅から成田まで、毎日ハイヤーで通勤していると
聞いて驚いたことがある。私の月給が10万円くらいの時だ。ハイヤーで
横浜-成田は、ウン万円はしたと思う。それが往復、毎日。それほど激務
なのだという。
日航の社員への厚遇をうらやましいと思うより、「それでいいのか?」と
危惧さえしたものだ。その先輩は40歳の働き盛りで、突然過労死した。
若い奥さんと中学生の子供を二人残して。葬儀の様子を今でも思い出す。
その日航が「沈まぬ○○」どころか、今や「沈みゆく○○」だ。会社を
潰すのは、経営者ばかりでない。社員も運命共同体なのだ。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
私のメールは goo3360_february@mail.goo.ne.jp
山崎豊子原作の『沈まぬ太陽』が映画化され、話題となっている。
渡辺謙演じる主人公恩地元には、実在のモデルがいたとか。日本
航空元社員小倉寛太郎だそうな。
組合活動でアフリカに左遷されるという不条理。御巣鷹山墜落事故を
主題に、日本航空の腐敗した経営内部を鋭くえぐった作品として、
『週刊新潮』連載中から、私は関心をもって読んでいた。
日航としては不快極まりなく、抗議しているらしいが、山崎豊子側は
「あまでフィクション(創り話)」だと。
映画では、渡辺謙は“善玉”として描かれているが、日航の組合活動
には、批判が多いのも事実。
日本航空が経営再建を進めている中で、「5労組」が、『業務移動時の
グリーン車やファーストクラスの使用や、“通常出勤時”のハイヤーの
使用を要求していることに対して、「会社の経営状況を省みない、特権
意識丸出しの労働貴族そのもの、非常識な要求だ」との批判がある。
もう何十年も前だが、日航に就職した大学の先輩が、まだ課長にもなって
いないのに、横浜の自宅から成田まで、毎日ハイヤーで通勤していると
聞いて驚いたことがある。私の月給が10万円くらいの時だ。ハイヤーで
横浜-成田は、ウン万円はしたと思う。それが往復、毎日。それほど激務
なのだという。
日航の社員への厚遇をうらやましいと思うより、「それでいいのか?」と
危惧さえしたものだ。その先輩は40歳の働き盛りで、突然過労死した。
若い奥さんと中学生の子供を二人残して。葬儀の様子を今でも思い出す。
その日航が「沈まぬ○○」どころか、今や「沈みゆく○○」だ。会社を
潰すのは、経営者ばかりでない。社員も運命共同体なのだ。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
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