現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

孤独死

2009-11-05 15:11:08 | 虚無僧日記
11/5 今朝「朝起会」に行くと、Nさんから 「弟が亡くなった。
今日8時から葬儀」 とのこと。びっくりである。私も2、3回
お会いしたことがある弟さんだ。「朝起会」から帰り、喪服に
着替え、尺八を持って葬儀場に駆けつけた。

事情を聞けば、弟さんは、公団住宅に独り暮らし。お人よしな
性格で、財産はみな遊び仲間に吸い取られ、借金に追われて
いたようだ。死後 20日も過ぎて発見されたという。

葬儀場は、公団住宅の屋上の「集会所」とはいっても、普段
使われていない物置のような部屋だ。椅子もガタガタ、ほこり
まるけ。参会者はわずか10数名。わびしい葬式だった。
せめて最期を暖かく送ってあげようと、尺八で「アメイジング・
グレイス、ふるさと、埴生の宿、蛍の光」を演奏。参会者から
すすり泣きの声。葬儀屋も涙ぐんでくれ、葬儀らしい場となった。

これからは、こうした独居老人の孤独死が増える。独り暮らしの
私としても“他人ごと”じゃない。毎朝「朝起き会」に行って
生死を確認してもらえることも「朝起会」の効用だ。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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