現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

偽ボランティア、偽募金活動

2011-03-14 10:47:23 | 虚無僧日記
行く先々で「災害支援の募金」活動を見かける。コンビにでも
レストランでもホテルでも、お寺でも、そして「街頭募金」の声。
学生が声を張りあげていると、つい寄付してしまう。

入れてから「あのお金どこに行くのだろう?」という疑いの心も
出る。詐欺まがいの「偽ボランティア」や「偽募金団体」が横行
しているそうな。

ネットで見れば、今は「募金活動」に 許可は 要らないとのこと。
今は誰でも「募金」が できるそうな。
かつては、多くの自治体で「街頭募金規制条例」というのがあり、
街頭募金をしようとする者は、予め(10日くらい前に)、目的、
募集金額、場所、期間、責任者、経費、募金の処理方法などを
明記して申請し、自治体の長の認可を受けるものであった。

しかし この制度は、行政認可という「お墨付き」を 逆に悪用
されることがあったり、規制緩和もあって、その多くが廃止された
とのこと。

疑うなら、NHKや日赤、自治体に持っていけばよいのだが、
一生懸命「募金」活動している人の心に報いてあげたいとも
思う。裏返せば、虚無僧の私に喜捨される方も同じ思いか。


チェーンメールは犯罪です

2011-03-14 09:51:17 | 虚無僧日記
ケータイを持たない私には関係の無いことだが、チェーン
メールが問題になっているそうな。

「このメールを、すぐ あなたの友達にも送ってください」
というメールだ。今回は「関西電力の知人から」として、
「電力を東京にも 供給するので、節電に努めよう」という
趣旨。

ラジオや新聞で「中部と関東では周波数が異なるので
電気の供給はできない。デマです」と、呼びかけている。

「放射能が大気中に流出したので、窓を閉めて、一週間は
部屋に閉じこもるように」とか「とろろ昆布を食べると
良い」などというメールも出回っているそうな。

一体、誰が何のために流すのだろう。ネットで「チェーン
メール」で検索すると、チェーンメールの例文まで紹介
されている。それをそのまま流せばいいようになっている。

一方「チェーンメールを流すことは 犯罪です」というサイトも
あった。コンピュータ利用の規約で禁止されているとのこと。
ところが「チェーンメールを受けてお悩みの方、ご相談は
こちらへ」と、住所・氏名、メールアドレスを入力させる
ようにもなっている。これも怪しい。もう、何を信じてよいか。


今回の大災害で、ケータイがつながらず、全く機能しなかったとも。
ある大手生保では、職員の安否確認をする一斉メールのシステムが、
今回の災害では 全くつながらず、本番で 機能していないという。

チェーンメールも、電波妨害に一役かっているわけだ。何の得にも
ならないチェーンメール。「愉快犯」というより「不愉快犯」。

それが、「えっ! あの人が?」というような まじめな親しい友人
から、大真面目で来るから 驚く。