現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

サーシャからのメッセージ

2011-03-19 09:03:48 | 虚無僧日記
私のブログに、サーシャからメッセージが届いた。

「こんにちは先生!。虚無僧日記とても面白い。私“ が ”
いつも 読んでいます」。

ビックリ。サーシャは、モスクワの好青年。尺八大好きで、
私が3回ほど、モスクワに行った時、大変お世話になった。
日本にも2回、私の家にも遊びに 来てくれた。

今、モスクワで「尺八教室」を開いている。そして彼の
「尺八講座」は、You-Tubeでも 見られる。

彼が私のブログを見ているとは 驚(おどろ)いた。私のブログは、
やたら漢字ばかりで、ロシア人には 難(むずか)しいだろうと思う。
どうやら、ロシア語と日本語の 変換ソフトを使っているようだ。
時々 変だ。いや、めちゃくちゃだが、なんとか意味は通じる。 

これからは、彼にも判るように もっと やさしく書いて
あげよう。

サーシャ君 ありがとう。私もあなたの「尺八を教えている姿」を
日本で 見ています。


モスクワの尺八家による 『六段の調べ

浅田次郎 「シューシャインボーイ」

2011-03-19 08:37:12 | 虚無僧日記
浅田次郎原作の『シユーシャインボーイ』をテレビで見た。
昨年3月24日 テレビ東京系列で 放映されたものの再放送。

靴磨きの少年が 努力して大会社の社長となるが、戦後の
思い出をずっとひきずり、「あの頃は、食べるものも何も
なく大変だったが、人の温もりがあった」と、社長の仕事を
お抱え運転手に譲り、平成の世の「靴磨き」になる。
といった話。東北・関東が未曾有の大災害に見舞われた今日、
タイムリーな内容のドラマだった。

出演は、主人公「一郎」が西田敏行。彼の父親代わりに
なった靴磨きの「菊治」役に 大滝秀治。 

「平成の泣かせ屋」浅田次郎。『壬生義士伝』では 私も
大泣きした。「浅田次郎の小説は、読者を泣かせるから
すごいんじゃない。涙の理由が自分でもわからないから、
凄いんだ」とは、『短編集』巻末の 桜庭一樹氏の評。

戦争孤児となった一郎を親代わりとなって育てた菊治の
ことば。

「世間のせいにするな。他人のせいにするな。親のせいに
するな。男ならば、ぜんぶ自分のせいだ」。

そうだ、そうだ。ほんとに そうだと思う。