現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

競馬って絶対儲からない仕組み?

2013-02-07 21:08:52 | 社会問題
「30億円」夢の馬券生活が…検察側「外れ券、経費でない」懲役1年求刑(産経新聞) - goo ニュース

競馬で稼いだ所得を申告せず約5億7千万円を脱税したとして、
所得税法違反に問われた元会社員のA氏(39)。お気の毒。

検察側は外れ馬券の購入費約27億4000万円を必要経費とみなさず、
当たり馬券で得た30億から、その馬券代だけを必要経費として、
得た利益に対する所得税が5億7千万円になるということらしい。

A氏は「脱税犯」となり、会社も辞めさせられた。それにしても、
年収800万の会社員が、どうして27億円も 馬券を買えたのか
仕組みがわからない。

結果的に、彼は、トータルで利益は1億4千万円も得たが、
追徴課税が6億9千万で、5億5千万の赤字になるらしい。


一般的に、お店や企業では、収入につながらなかった客の接待費、
結果的に売れなかった製品の原材料費、研究費や製造設備にかけた
費用も経費である。

尺八製管師「大橋鯛山氏の話。「竹材を大量に購入しても、
数年 寝かせているうちに大半が割れたり、製管しても売り物に
ならなかったりする。それを説明しても解ってもらえない。
売れた尺八の原価だけを必要経費と見做されたら、採算が
成り立たないと。

そうでしょう。尺八は、竹材を1本1万円で 100本仕入れて、
その中の1本しか売り物にならなかったとしたら、原価 100万円と
いうことになる。だから「竹は タケェ(高)のだ」。


「坊主バー」に コメントいただきました

2013-02-07 20:31:28 | 虚無僧日記
松山の「宴の桜」様から、またまた、コメントいただきました。

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当地(松山)では「坊主バー」が一時流行り、今も静かに
どこかで存在するかもしれません。一度行きましたが、
おしゃれなショットバーで、 床に、ゲストとして招かれた
ご住職と、客とがみんな広く座り込み、お酒を頂きながら
お説教を聞く、というものでした。
薄暗く、ライトも幽玄で、じっと聞き入るシチュエーションで、
とても良かったです。

当地は弘法大師の開いた「四国八十八ヶ所巡礼の道」が
あるので、仏教には馴染みが深い土地です。と思います。

青年部僧侶20数人の野外での般若心経読経は すごい迫力で
荘厳で、この世の極楽を感じました。素晴らしかったです。

お坊様は知的で達筆だし頼もしく、柔らかい笑顔で優しく、
ユーモラスで、すごく好きです。親戚にも住職がおります。

当地の、ある大きな有名なお寺のご住職は、アフリカの
楽器「カリンバ」に魅せられ、檀家さんを集めて「カリンバ
コンサート」をしたそうです。

お坊様はこの位の柔軟性が要るのでしょうね。
お坊様は品があり、憧れます。

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はい、そうですね。巣鴨の真性寺で聞いた、太鼓のリズムに
合わせての「般若心経」は、すごい迫力で気持ちよかったです。
「太鼓は 言葉が無くても心を打つ」を実感しました。

「知的で達筆、頼もしく、柔らかい笑顔で優しく、ユーモラス」
そんな“虚無僧”を めざします。ありがとうございます。



「女子バンド」禁止令

2013-02-07 14:13:59 | 社会問題
初の少女バンドが波紋=宗教令受け活動断念―印カシミール(時事通信) - goo ニュース

インドのカシミール州で 初結成された少女ロックバンドが、
宗教指導者から「活動禁止」命令を出され、解散に追い込まれた。
「公共の場で男の面前で歌うべきではない」、「西洋文化を
カシミールに広める余地はない」と。日本の100年前と同じだ。


明治41年(1908年)、「日本初のミスコンテスト」が行われ、
優勝した「末弘 ヒロ子」は、福岡県小倉市長・末弘直方の四女。
学習院女学部3年生(16歳)だった。時事新報社が主催した「写真」に
よる「良家の子女」の投票で、ヒロ子の義兄が、本人に無断で勝手に
応募したのだったが、1位になり、写真はアメリカまで配信された。

その時の学習院の院長が「乃木希典」。学習院では直ちに協議会を開き
ヒロ子を諭旨退学処分にしてしまった。

しかしその後、乃木は、中途退学者となったヒロ子のために、
よい縁談を探すのが一番いい方法と思い、陸軍大将・野津道貫の
長男・鎮之助を娶せ、乃木を媒酌人として、二人は結婚した。

野津鎮之助は陸軍少佐で軍人だが、社交的で誠実に人柄で、後に
侯爵、貴族院議員になっている。

この話は「乃木将軍の美談」の一つとなった。(実は、もともと
末弘家と野津家は 旧知の親しい仲でもあったとも・・・)


はてさて、あの「夏目雅子」も、東京女学館短期大学に在学中、
父の友人のツテでタオルメーカー内野株式会社(現UCHINO)の
コマーシャルに出演したことで、退学となった。1976年(昭和51)。
つい40年前のこと。でも、退学になったことで、夏目雅子は
女優としての道が開かれた。良かったのだぁ。





1976年、

雪降らず、交通大混乱。大袈裟はどっち?

2013-02-07 13:33:48 | 社会問題
気象庁、降雪予報またハズレ 挽回ならず「国民に迷惑」(産経新聞) - goo ニュース


気象庁の「大雪予想」が外れ、「“大げさでは”との苦情電話が殺到」とか。
はて、「苦情電話が30本ほど入った」というので「苦情電話“殺到”」とは、
それこそ“大げさ”な。

そして「大雪予報」が、外れたのは“良かった”はずなのに、
JRが「湘南新宿ラインの運転を取りやめ」、「山手線や東海道線などで
本数を7割に抑える間引き運転を実施」するなどで、品川駅などでは
大混乱に陥った。

雪が降らないのに、交通に大混乱を生じたのだから、「大げさ」は
気象庁ではなく、「大げさな対応をしたJR」でしょうに、
気象庁は「雪対策の準備や電車のダイヤ変更などで 迷惑をかけた」と
陳謝したそうな。


江戸時代、将軍が鷹狩りに出かける時、陰陽師に天気を占わせた。
答えはいつも同じ「雨降り天気には御座無く候」と。

「雨が降り、天気ではない」と解すれば「雨」。
「雨降り天気、ではない」と解すれば「晴れ」。

形式的なやり取りだが、これも「責任」をとらせない「詰め腹を
切らせない」ための知恵。現代人にも欲しいのぉ。