現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

キムタク「武蔵」観ましたぞ

2014-03-16 18:22:01 | テレビ・映画・芸能人
「テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル」と銘打って、
3月15、16の二夜連続で放映される『宮本武蔵』

テレ朝としては、“19年ぶりに起用”したのがSMAPの
「キムタク」こと木村拓哉。キムタクとしては『武士の一分』
(2006年)以来8年ぶりの時代劇。

「武士の一分」は、まあまあ良かったが「宮本むさし~イ?」
これは“むずかし~い”。これまで、何本も映画化され、
辰巳柳太郎、三船敏郎、中村(萬屋)錦之助。最近では
2003年のNHK大河ドラマで「市川新之助 (現・海老蔵)」と、
大物役者が演じてきた。武蔵は身長6尺(180cm)あったと
言われ、“体格もガッシリで、風貌も強そう”というイメージが
ある。それに比べて、キムタクでは“軽すぎ”。

“脇を固める”という共演者も、佐々木小次郎「沢村一樹」、
お通「真木よう子」。又八「ユースケ・サンタマリア」、
吉岡清十郎「松田翔太」では心もとない。そのほか、
沢庵の香川照之、西田敏行、武田鉄矢、お杉婆さんの
賠賞美津子も なんかも役にはまっていない。

と思うのは私だけではないようですが、製作スタッフ自身、
「今までとは違ったイメージに」と表明しているのですから
“いいでしょう。それを観てあげましょう”という気になり
ました。

昨夜、観ての感想に、次のツイッターに私も同感。

「鬼将軍」
「昨夜のキムタクの宮本武蔵はなかなか良かった。あんな
気持ちのいい殺陣(たて)は始めて。やっぱキムタクは
スゴいわ。作品は違えども、バガボンドのファンとしては
実写を見れた気分。キャストの見た目にも反映されている。

「里美八犬伝」観ましたぞ

2014-03-16 17:45:22 | テレビ・映画・芸能人
オリンピックすら見なかった私。今日はテレ朝で『宮本武蔵』を
やるというので、テレビのコードをつないでみました。テレビを
観るのは今年初めてです。

『宮本武蔵』は夜9時から。それまで『里見八犬伝』をやって
ましたので、つい観てしまいました。スターキャットとやら
毎月高い視聴料を払っているんですからね。1983年の角川春樹
製作の映画。「静姫」を「薬師丸ひろ子」が演じていたやつです。

「薬師丸」は「お姫様」という顔ではないですが、存在感は
ありましたな。

しかし、敵方の「玉梓」役の「夏木マリ」の存在感には、
とてもとても適いません。その他、八剣士の「真田広之」、
「千葉真一」「志穂美悦子」「京本政樹」ら、豪華俳優陣に
支えられて、すばらしい映画になっています。

滝沢馬琴の『里見八犬伝』は、小学校の頃、読んだ時は
全く ちんぷんかんぷん。さっぱり わけが解りませんでした。
それが、この映画で よ~く解りました。

房総半島の館山の「里見氏」は、室町時代には滅亡していたので
滝沢馬琴(たきざわ ばきん)は、モデルにしたのでしょうか。

ところで「滝沢馬琴」という表記は明治以降に流布したもので、
当人は「曲亭馬琴」と名乗っていたとか。「馬琴」とは何かと
思いきや「まこと(誠)」だそうだ。「曲亭」つまり「くるわ
=遊郭」でも「誠」を尽くすの意とか。坪内逍遥に通じますね。

さて、私の先祖に「牧原文吾」「荘助」「現八(源八)」が
います。この『里見八犬伝』の八剣士から付けたのでしょうか。
それだけ、江戸時代『里見八犬伝』は、儒教の「仁義礼智
信忠孝悌」と相俟って、人気が高い小説だったことが伺えます。

ついでに、牧原家も、会津三代目藩主の側室「お紋」の呪いを
かけられ 祟られた家系でした。