現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

中日新聞 5/8 「憎しみを感謝に」新垣勉

2015-05-14 19:28:52 | 虚無僧日記

新垣 勉(あらがき つとむ)。盲目のテノール歌手。62歳。

1952年。沖縄に駐留していた米軍兵士と日本人女性の間に生まれた。

生まれてまもなく、助産師のミスで失明。1歳の時、父は帰国。母は再婚し、

祖母に預けられた。台風が来るとトタン屋根が吹き飛ぶような

掘っ立て小屋での貧乏生活。新垣が14歳の時、祖母が亡くなった。

両親を憎み、助産師を恨み、戦争を呪った。

「大きくなったら、母親を殺してやる。目が見えたら、助産師に復讐し、

アメリカに渡って父を殺してやる!」とまで思った。

そんな彼を救ったのが、那覇市内の教会の牧師。

「聖書に出会っていなければ、人を殺(あや)めていたかもしれない。

だけど、そうしないように、神様は私から視力を奪ったのだ」と。

そして、牧師をめざし、神学と聖歌を学ぶ中で、新垣の歌声と

声量に周囲の人々が注目した。

「日本人にはない明るい歌声は、神様と父親から与えられたもの。

多くの人を慰めるために使いなさい」と。

34歳で音楽大学に進学。テノール歌手としての天賦の才能が

発揮されることに。

コンサートでは、多くの人が涙を流し、そして割れんばかりの拍手と

指笛が鳴り止まない。

「人の役に立っていると思うと、明るくなれる。もう両親を恨みは

しない。憎しみは感謝に変えるしかない」と。

 https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=7W2TqngdoQ8

https://www.youtube.com/watch?v=LaHeHAo-Wl8&feature=player_detailpage


「殺す」の諺

2015-05-14 19:18:06 | 地球人類の問題

「大名殺すに鉄砲要らぬ、糸屋の娘は目で殺す」
悩殺ですな。そんな美人に殺されてみたいです、はい。


「殺す」で検索してみました。

〇 「寸鉄 人を殺す」
 短い鉄の釘でも人を殺せる。短く鋭い言葉で人の急所をつくたとえ。
  寸鉄人を刺す」

〇「角を矯めて牛を殺す」
 「矯める」とは、矯正する。曲がったものをまっすぐにするという意味。
曲がった牛の角をまっすぐにするために叩いたり引っぱったりすると、
  牛は弱って死んでしまうことから、わずかな欠点を直そうとして、
かえって全体をだめにしてしまうことをいう。わかります。


○「好奇心は猫を殺す」
 イギリスのことわざ(en:Curiosity killed the cat)の直訳。
  英語に「Cat has nine lives.」(猫に九生あり。猫は9つの命を
  持っている/猫は容易には死なない)ということわざがあり、
  そんな猫ですら、持ち前の好奇心が原因で命を落とす事がある、
  という意味。転じて、『過剰な好奇心は身を滅ぼす』と、他人を
  戒めるために使われることもある。
 「好奇心は猫も殺す」または「好奇心は猫をも殺す」。

なるほど、「過剰な好奇心は身を滅ぼす」か、私は「尺八」への
過剰な好奇心で身を滅ぼしております。納得です。