以前、『禅と念仏』という雑誌に、虚無僧研究会会長で
法身寺住職の小菅大徹師の取材記事が掲載された。
法身寺は臨済宗の寺であって、虚無僧寺ではない。
江戸時代、虚無僧の菩提寺となっていた。そんな縁
で、小菅大徹師は、虚無僧の調査研究を目的とする
「虚無僧研究会」を立ち上げられた。機関誌『一音
成仏』には、私も何回か私稿を掲載していただいて
いる。
小菅師ご自身も学生時代から尺八を吹かれ、毎月、
定例座禅会には、同好の士が集まり、座禅の後は
尺八吹禅。また、虚無僧練り(集団で尺八を吹いて
市中を回ること)もしている。
「虚無僧は“男のロマン”、“亡びの美学”だが、
“亡びゆく美学”にしてはいけない」と、虚無僧
文化の普及に邁進しておられる。
なるほど、私の根底にあるのも「亡びの美学」だ。
だが「滅ぼしてはならない」と、虚無僧を演じて
いる私である。思いは同じ。
以前『禅と念仏』という月刊誌から取材を受けた。
「禅と念仏」では“水と油。対立するものと思っていた。
しかし「顕教・密教を超え、仏と信のいざないへ」との
触れ込み。虚無僧は正式の「僧侶」ではないのだが、
そんなことにもこだわらないようだ。
編集者が「虚無僧は男の美学、男のロマン」と言って
くれた。私も講演して回っていると、中年過ぎの
仕事にも家庭にも疲れたお父さん方から、
「うらやましい」、「俺もなりたや虚無僧に」との
“ぼやき声”が聞こえてくる。
時間、金、家族、社会、あらゆるしがらみから
解き放たれて、虚無僧は自由でいられる。
釈迦の説く「悟り」の世界がここにはある。
それと裏腹に、『禅と念仏』第25号の記述。
ある「虚無僧本曲愛好家の集まり」を取材して
「献奏のあとの懇親会。みなさん、家族からも
変人扱いされ、誰からも相手にされず、孤独
ですから、この時ばかりと夢中になってしゃべり
まくるわけです」と。
たしかに。
「恐るべき“夕方別人現象”」という記事に注目。
朝起き会のご婦人方、朝は生き生き、はつらつ笑顔ですが、
夕方、街で見かけると、まるで別人。
(あの人かしら?)と挨拶するのも ためらいます。
働く女性は朝よりも夕方のほうが5歳も老けて見える
そうです。
そんな事態を防ぐためには・・・・。
精神科医「奥田弘美」先生の著書『精神科医もやっている
うつが逃げ出す50のコツ』から、
■トイレで簡単にできる顔面ストレッチ
(1)大きく口を開けて長~く息を出すつもりで「アイウエオ」を言う
(2)目をギューッと3秒閉じて パッと開ける動きを 5回繰り返す
(3)口をすぼめて息を吸い、頬を限界までふくらませてから、パッと
口を開ける動作を 3~5回繰り返す
(4)目玉を上下、左右に動かしてから、ぐるりと右回転、左回転を行う
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なんだ、こんなことなら、私は毎日 やっています。
特に、車の中で詩吟と尺八の練習をしますから、口を開けたり閉じたり、
息を大きく吸ったり吐いたり、大声で「アイウエオ」。そして、目も
楽譜を見ますから、上下左右キョロロ キョロロ。
これで、こりかたまっていた顔面の筋肉がほぐれます。
また、顔の筋肉がほぐれると、交感神経の緊張も和らぐので、
ストレス性の頭痛にも効果があるのだそうです。
また、頭皮の血行がよくなって抜け毛予防になる。ほうれい線が
目立たなくなる。口角が下がりにくくなるといった美容効果も
期待できるなど、まさにいいことづくめ。
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フムフム、たしかに ここ一年、抜け毛が少なくなりました。
いや、もう抜ける毛がなくなったのかな?