現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

一路のホームページ

2008-08-28 03:05:39 | ブログ
「一路」で検索すると

Googleでは   8,900万件中 8位
Yahoo では 12,000万件中 4位で 「一路真紀」の上にきた。
私のホームページがだ。

製作管理は「一珍」君に任せている。
彼が 小学校6年の時に作ってくれた。天才少年なのだ。
その彼は 今大学受験。東大、慶応も可能性はあるのだが、
名古屋を離れられては困るので、名古屋大学の医学部を
めざしている。
名古屋で就職するには、東大、慶応は 部が悪い。
新聞も 中日新聞が85%、他紙 全部合わせても15%という
土地柄だから、名古屋大学でないと通用しないのだ。

ところで、「虚無僧」「尺八」で検索すると 上位に出て
こないのは 何故だろう。ネットのことは、私にはわからん。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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9/23 能楽堂公演に向けて

2008-08-25 14:01:46 | プロとアマ
昨日 8/24、能楽堂公演の全体練習を行なった。
みな、思ったより上達していた。8割方の出来
である。しかし 冨士登山も8合目からが胸突き
8丁。マラソンも「35キロから」と ワンジル選手。

気を抜くと星野ジャパンになる。素人ばかりでの
有料公演。お金をいただけるレベルには まだまだ
遠い。

技術はアマでも、お客が満足できる見せ方をする。
それは 演奏に向かう姿勢、会のまとまりに向ける
“気”だ。見せる工夫、お客を飽きさせない演奏と
演出。それにあと1カ月。心を砕かねばならない。

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仕事のプロとは?

2008-08-25 13:44:09 | プロとアマ

今は、素人が大手を振って横行する時代。
職人は隅に追いやられている。

もう30年も昔。わが師 堀井小二郎の嘆き。

「NHKに 片山さんという人がいてね。邦楽界
の事情にはよく通じていた。邦楽番組を編成する
のにも、「次はこの曲にしよう。この曲なら 筝は
〇〇、三絃は△△、尺八は××さんだ」と、邦楽家
のそれぞれ得意とする曲、お互いの相性まで精通して、
指定してきた。それには、ふだんから演奏会など
にも足しげく顔を出し、家にも遊びに来られ、
談笑していったものだ」と。

今は、NHK名古屋の「邦楽番組」も 担当者が
毎年変わる。それより子会社に丸投げだ。担当者は、
もともと邦楽に興味も無いのだから、邦楽界の
事情など解らない。過去のリストを見て 順番に
選んでいるようだ。(だから、私でも毎年仕事が
きて、ありがたいのだが)

今年 6/2の放送は、2回録音とっただけで、「はい
さよなら」。放送は、曲目の解説も何も無かった。
いつもなら、出演料の振込み先などの確認があるの
だが、それもなし。出演料は 未だに振り込まれて
こない。一体どうなっているのだ?。

ラジオニュースのアナウンサーも全くの ど素人。
中学の放送部よりひどい。もっと上手な人 いくらでも
採用できると思うのだが。素人臭いのがいいのか。
何もかも素人の時代だ。


日當鶴山のアルハンブラ

2008-08-25 09:45:50 | プロとアマ
アクセス数 770万件を越えた超人気のサイト、
「和田義男フォトギャラリー」。そのバックで
「アルファンブラの想い出、埴生の宿、アメイ
ジンググレイス」が 流れる。
とても尺八とは気づかない。吹いているのは、
呉の海上保安大学校、海上安全講座教授の
日當博喜(ひなた ひろよし)氏。

驚いた、感動した、すばらしい。音色が尺八とは
思えない。息継ぎが感じられない。抑揚、スラー
が見事。

尺八歴35年。都山流(日本尺八連盟)の大師範で
「鶴山」の竹号持つそうだが、尺八界では全く
無名。海上保安大学教授という公職にあるためか、
有料演奏活動や CD販売はできないのだろう。

写真家の和田義男とは 大学時代の友人ということで
この超人気のサイトに バックミュージックとして
採用された。

「アメージンググレイス」などは、今や人気絶頂の
藤原道山を しのぐ。藤原道山はプロ演奏家としての
いやらしさが鼻につく。日當氏の演奏は、全く欲が
無い。聴く人を、しんみり 祈りの中にいざなう。

これぞ、虚無僧尺八の極地かと思う。

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落語家 夢眠

2008-08-25 07:28:16 | プロとアマ
夢眠(ムーミン)の落語を聴いた。
名前の通り、小太りで ムーミンそっくり。
愛くるしい三枚目の顔だが、その顔で「四谷
怪談」のお岩を演じる。凄味の中にも笑いを
誘う芸に、涙あり 爆笑あり。観客は大満足。

東海地区で活躍している“アマチュア”の
落語家集団を率いている。「アマチュアだから
こそ、プロに無いものを目指す」という哲学。

落語が 一時 下火になった中でも、あちこちの
老人ホームや公共の場で、無償で呼ばれて
いって、今では 結構 知名度も 上がってきた。

名人といわれるプロの落語も、たまに テレビ、
ラジオで聞くが、どうも 好きになれない。

プロの芸は なんか 型にはまって、先が読めて
つまらない。感動しないのだ。それに対して
「夢眠」達の落語は、先が読めない 破天荒な
面白さがある。芸に魂がはいっている。生き
た芸だ。そこに 惹きつけるものが ある。

所詮 落語は 大衆娯楽だろうが、その中で、
高い芸の極致を目指す素人集団が、今プロ
より 売れている。

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オリンピック ソフトと野球の明暗

2008-08-25 07:27:27 | プロとアマ
北京オリンピックが 閉幕した。
視聴率トップの競技は 女子ソフトボールの
決勝だったとか。実は、私もこれだけ テレビ
観戦した。
「絶対に負けるはずない」 と言われていた
アメリカに勝ったのだ。悲願の金メダルだった。

一方「負けるはずのない」星野ジャパンが、
不甲斐ない結果に終わり 非難轟々。勝っても
報奨金は、高給取りのプロ達には微々たるもの。
負けても減俸など何の制裁も無いのだから、
執念も緊張感もない。物見遊山気分で『参加』
しただけ とも受け取られる。

プロとアマの違いを 考えさせられる。



眞道さんと夕食

2008-08-23 09:55:56 | 虚無僧日記
眞道さんから 「名古屋に行くから どこか
いい店 探しておいて」と 電話が入った。
一絃琴の名手で、津の尼寺の安寿さん。
毎月一回 “気晴らし? ” に 名古屋に出て
こられるので、食事のお相伴に預かる。

先月は、名古屋駅前にできたミッドランド・
スクウェア内のレストラン。今日は 名古
屋駅の北にできたルーセントタワービル
地下1階の「一陽亭」にはいった。

2,30席ほどで、カウンター内でシェフが
料理するのが見える こじんまりした店だ。
シェフは、以前 白亜館で修行していたという
だけに 料理は最高。素材を活かしながら
こだわりの味、丁寧な盛り付け、何より
心が籠もっている。

こうして、ありがたいことに、いつもどなたか
にご馳走になっているので、虚無僧って
最高。いや “ねずみ歳” だからかな?


9/23  能楽堂公演に向けて

2008-08-23 09:28:11 | 今後の予定
今回の旅で、松山の「桜さん」から いろいろ
示唆を含んだお話を 聞かせていただいたのも
収穫だった。

「変えて行かなければならないもの と、変えて
はいけないものがある」。難しい課題だ。

「尺八家の〇〇氏は、筝より 前位置に座って
皆を牽引してくれた。△△氏は、同じ曲を、皆
の後方に座って、後ろから後押し してくれた」
と。なるほど、私もいくつか体験している。
自分は、牽引型か、後押し型か。今後の命題だ。

小学生から大人まで、多くの門下生を育てている
「桜」さんにパワーをいただいて、9/23の能楽堂
公演に向けて、エンジン全開。ヤルゾォー!
気合だ 気合だ。

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(39) 総括

2008-08-23 09:07:02 | H20./8月 四国の旅
「一回り 大きくなって帰ってきなさい」と
“まぁねえ(マネージャー)”に 尻を叩かれての
四国の旅だった。

行く前の占いで「旅に出て、泥棒に遭う象」と
出たが、「天蓋、偈箱、尺八など、盗っていく人も
いないだろうし、お金は 盗られれば、また托鉢で」
と思えば、 野宿していても 怖いものなし。

歩いている時は、何も考えない、考えられない。
一切“無心”だ。「泥棒に遭う」とは この事だった
か。心の迷いも 苛立ちも、みんな“泥棒”に 盗って
行かれた。

嫌なことは一つもなく、何ごとも「気にしない、気に
しない、平気平気」の ルンルン気分だった。

帰って1週間。今朝は「朝起き会」で 支部長の小言を
聞かされる日。いつも「昔はどうだった、あぁだった。
ちっとも会員が増えない」と、愚痴とお説教を聞かされ
るたびに、「あなたが居なくなれば いいのだ」と 反発
していた。「今日一日、腹をたてず、人の悪を言わず」
と お誓いしながら、支部長に腹を立て、支部長の悪口を
言う自分だった。今日は、腹が立たなかった。人それぞれ、
立場と資質。こんな支部長でも、居なければ、タガが
はずれて、朝起き会は崩壊するだろう。反発していては
前進はない。どうしたら改革できるか、考えるのが 善 と
気持を切り替えることができた。
これが、四国遍路の成果かな??。

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(38) 番外編 勝ち負け 4

2008-08-23 08:20:15 | 心の問題
北京オリンピック、ハンマー投げの室伏も だめだった。
しかし、彼は負けても すがすがしい。「今日一日の中で、
最高の投擲をした。悔いはない」と。以前の私なら「不
甲斐ない」と 腹をたてていたかも知れない。

室伏氏は 私と同じ真如教徒だ。前回 アテネの時は、
オリンピック直前、眞如苑でおみかけした。その時、
絶対“金”と直感した。み仏に守られているオーラが
出ていた。結果、表彰台では“銀”。「そんなはずは
ない」と 誰もが思った。その願いが 通じたか、
ドーピングで金メダリストが失格し、室伏が“金”と
なった。これぞ“み仏の神通力”だと思った。

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今回、オリンピック前。ネットの評論で「室伏は、何
か人と違う。彼は メダルや記録に目を 向けていない。
ギリシァ彫刻の最高傑作、ミュロンの『円盤投げ』の
ように、一切の欲を捨てきって ひたすら投げる。
スポーツマンとしての崇高の美を、彼は見すえている」と、
すばらしい評があった。評者は「それは何なんだろう」と
疑問を投げかけていたが、私には 判る。

真如苑でも「勝ち負けに こだわる心を捨てよ」と 教え
られる。仏の最高の善、至高の美が 人としての究極の
目標なのだ。