ケイの読書日記

個人が書く書評

村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」

2011-07-04 11:09:17 | Weblog
 こんなこと書くと袋叩きに会いそうだが、村上春樹がどうしてあんなに売れるのか分からない。
 そりゃ、日本人小説家の中で一番、ノーベル文学賞に近いところにいる人だから、買ってみようと思うだろうけど、失礼ながら、皆さん本当に読んでる?
 
 ああいう人だから、コアなファンが相当数いるだろうけど、それにしても売れすぎる。読みにくくも無いが、かといって読みやすくも無い。

 本棚に村上春樹がないと、バカにされそうだから、買ってるだけじゃあ?


 この「神の子どもたちはみな踊る」は、阪神・淡路大震災のあとで、というテーマで書かれた6つの短篇が収められている。

 そう、これが最初に発表された1999年では、地震といえば、阪神・淡路大震災だった。だけど、今は3.11の東北大震災だ。
 そのせいか、この短篇集を読み直し、再評価する人もいるみたいね。

 私はといえば…「神の子どもたちはみな踊る」というタイトルから、ひょっとしてオウム真理教の事も書かれているんだろうか、と期待したが、全くの拍子抜け。
 評判の良い「かえるくん、東京を救う」も、かえる君、どうもありがとねと、かえる君に感謝の気持ちはあるが、何がそんなに良いのか、正直な所わからない。

 ごめんなさい。全国の、いや、世界中の村上春樹ファンの皆さん。
コメント
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