ケイの読書日記

個人が書く書評

西尾維新「OVER HEAVEN」

2015-01-06 10:03:00 | Weblog
 VS JOJO 第2弾  西尾維新XDIO と華々しく帯に書かれている。

 荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」が、週刊少年ジャンプに連載されている事は、もちろん知っているが、私、実はジャンプはたまに読むが、この「ジョジョの奇妙な冒険」は飛ばしている。
 ジャンプって、ファン投票の結果が雑誌の掲載順番にシビアに表れていて、この「ジョジョの~」は、いつも後ろが定位置なので、さほど人気がないんだろう、でも、すごーーーく長く連載されているから、固定ファンがしっかり付いているんだろうなと想像していた。
 うーん、なぜ読まないかというと、絵柄がイマイチ好きになれない、それに戦闘シーンばかりで、途中で読んでも意味が分からないだろうと思ったのだ。
 ただ、読まないといっても、目には触れるので、「スタンド」とか「スタンド使い」という単語は知っていた。


 この本を、図書館の書架で見つけた時、普通だったらスルーするが、西尾維新が書いているので借りてみる。なるほど、面白い。
 スタンドというのは、スタンド使いの守護霊みたいなもので、特殊能力を持っているようだ。例えば、このジョジョの敵役、DIOのスタンドは「ザ・ワールド」 時を支配するらしい。
 スタンド使いは、自分のスタンドを闘わせ、勝敗を決めるのだ。

 このスタンドの持っている特殊能力がスゴイ! こういう事を考えるマンガ家って本当に天才だと思う。「ハンターXハンター」の念能力みたいなものか。ただ、念能力は修行によって身につくが、このスタンド使いというのは、先天的なものなんだろうか? 「弓と矢」というアイテムで、スタンド能力を得ることもできるらしいが、修行は必要ないんだろうか?
 なにしろ原作マンガを読んでいないので、わからない。
 それに驚くべきことに、人間だけでなく、動物にもスタンド使いがいるのだ。本書の中にも、犬のイギーというスタンド使いが出てくる。本当に最初から犬なんだろうか?悪い魔女に、犬に変えられた王子様じゃないの?


 荒木飛呂彦氏を、先日TVで見たが、すごく若い。1960年生まれだから、今年55歳になるはず。絶対見えない。少し老けた芸大生に見える。彼にも「若さを保つ特殊能力を持つスタンド」が付いてるんじゃないか?!と思えるほど。
コメント (2)
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