この作品は、前回UPした「ポイズンドーター」と対になっている作品。前回の「ポイズンドーター」は娘側からの視点だけど、今回は母親側からの視点。「ホーリーマザー」直訳すれば「聖母」 そう、客観的にみれば、女優・藤吉弓香の母は、聖母と言っていい人だった。
夫が交通事故で早くに亡くなったので、女手一つで懸命に働いて娘を育て、東京の女子大を卒業させた。欲しい洋服も買わず、行きたい旅行にも行かなかったと思うよ。全てを一人娘に捧げたと言ってもいい人生。
でも、どんな善い人でも、その献身の見返りを求めずにはいられない。娘に父親と同じ教師になる事を要求。教師になりたくないという娘と激しく対立する。結局、採用試験不合格になったので、非正規で役所に勤めているところをスカウトされ、芸能界へ。いやぁ、人生って何が幸いするか分からないね。
こういう事はよくある。母親と対立するって事は、娘が健全に育った証でもある。芸能界に入りたいっていうより、母親から離れたいんだ。今では、女優としての活躍を応援しているんだから、「母親とは有り難いものだ」と弓香も思えばいいのに、それができない。
毒親をテーマにしたトーク番組で、自分の母親がいかに毒親だったかとぶちまける。
もう一人くらい、兄か弟か、兄弟姉妹がいればよかったのにね。 そうすれば、母親の関心も分散される。これって、とても大事な事だと思う。
今は、1人の子にお金と手間をかけて大切に育てよう、という風潮があるけど、逆効果なんじゃないかと思う。親の目が届きすぎると、子どもはダメになると思う。親はちょっと抜けていた方が良い。
弓香のお母さんは残念なことになってしまったが、その原因が娘の弓香にあったとしても、お母さんは娘の幸せを願っているよ。母親ってそういうものです。
夫が交通事故で早くに亡くなったので、女手一つで懸命に働いて娘を育て、東京の女子大を卒業させた。欲しい洋服も買わず、行きたい旅行にも行かなかったと思うよ。全てを一人娘に捧げたと言ってもいい人生。
でも、どんな善い人でも、その献身の見返りを求めずにはいられない。娘に父親と同じ教師になる事を要求。教師になりたくないという娘と激しく対立する。結局、採用試験不合格になったので、非正規で役所に勤めているところをスカウトされ、芸能界へ。いやぁ、人生って何が幸いするか分からないね。
こういう事はよくある。母親と対立するって事は、娘が健全に育った証でもある。芸能界に入りたいっていうより、母親から離れたいんだ。今では、女優としての活躍を応援しているんだから、「母親とは有り難いものだ」と弓香も思えばいいのに、それができない。
毒親をテーマにしたトーク番組で、自分の母親がいかに毒親だったかとぶちまける。
もう一人くらい、兄か弟か、兄弟姉妹がいればよかったのにね。 そうすれば、母親の関心も分散される。これって、とても大事な事だと思う。
今は、1人の子にお金と手間をかけて大切に育てよう、という風潮があるけど、逆効果なんじゃないかと思う。親の目が届きすぎると、子どもはダメになると思う。親はちょっと抜けていた方が良い。
弓香のお母さんは残念なことになってしまったが、その原因が娘の弓香にあったとしても、お母さんは娘の幸せを願っているよ。母親ってそういうものです。