午前7時の気温は、プラス19度と温かでござる。どんよりした空模様で、湿気も多い。
九州北部の大分などでは、連日の豪雨、おかげさんで、あちこちで水があふれて大騒ぎだ。
切ないことで、お見舞いを申し上げます。
昨年の和歌山県の大洪水といい、あっちでもこっちでも、洪水ばっかで、どうなってんの?
山間部に住むおぢ夫婦も、なんだか不安になってくる今日この頃、異常気象に加えて、きのうもあちこちで地震がござった。
ここんとこのニッポン国、なんだかヤバイです。
写真は、きのうに引き続き、忍路でござる。
この日は静かな海でござった。ところが冬はというと、大荒れの悲しみ本線、日本海。
そんなわけで、このあたり、冬はサーフィンのメッカだそうな。
ドライスーツかなんか着てやるんだろうけど、いかにも寒い。だけど、楽しいんだろなぁ、真冬のサーフィン、、、
さて、
福島県浪江町の馬場有町長が、きのう、声を震わせて怒った。
さもありなん。
東京電力が過日発表した「事故報告書」では、「事故直後、浪江町への連絡が途絶え、2日後に社員を派遣して状況を説明した」とした。
ところが、馬場町長はというと、東電の誰が、どんな内容を説明したかなど「一度も聞いたことがない」と、先月、東電に質問し、回答期限をきのう7月3日としておった。
ところがこの日、東電社長は、手ぶらでやってきた。
で、町長は「どうして持ってこないのですか?何なんだいったい。誠意を示せよ」と怒った。
あたり前田のクラッカーじゃ。
適切な避難指示が、国からも、東電からもなかったわけで、町長の怒りは止まらない。
なんといっても、この先数年後、浪江町の子どもたちから甲状腺がんが続出する可能性があるわけで、その怒りはハンパない。
そして、「一両日中に」と言っていたその日の夕方、東電新社長は回答書を持って再びやってきた。
やればできるんでないの!! と思ったら報道陣には非公開、そこで東電はご説明をしたらしい。
その後の記者会見、馬場町長は標記のように怒りをあらわした。
「でたらめですよ、でたらめ。全部うそ。うそです。改めて精査するというような話でしたけど、全く回答になっていない」と声を震わせ、顔を真っ赤にして怒った。
東電は、当時、町長と副町長に、「広報紙を持っていって説明した」としているけれど、もしそうなら町長は「会議を開いて今後どうするかを検討したはず」としておった。
東電と浪江町では協定が結ばれておって、原発事故があれば速やかに情報提供されるはずだった。
実際に事故があって、東電が状況説明に来たのなら、避難を指揮する町長が、それを記憶していないはずはない。
東電、大ウソをこいておる!!
この一件だけを取ってみても、東電が先月発表した「事故報告書」なるものが、いかにデタラメか分かろうというものじゃ。
フクシマ第一原発での事故当時の対応も、隠しておること、ウソついていること、たぶん、ごっちゃりあるのでござろう。
浪江町では、内容を精査したうえ、東電を「業務上過失傷害の疑いで刑事告発」することも検討するとしておるそうな。
この際は、刑事告発でも、名誉棄損でも訴えるのがよろしい。
放射性物質を世界中にぶちまけた大公害企業の経営者と、管理する経産省、安全保安院の担当者が逮捕されていないってのが、そもそもおかしい。
きっちり東電を破たんさせないから、こんなことになる。
天下り先の確保と、利権の確保にうごめく経産省官僚のやり口、許せんね!!
今や東電は国有化ってことで、官僚さまのやりたい放題でござる。どもこもならん。
事故の被害を小さく見せたり、被害がなかったり、というのは、国が水俣病で行ったのと、まったく同じパターンだそうな。
賠償金を抑えるために、被害を小さく見せて、国や企業の負担、責任を軽減しようということ。
福島市やいわき市から住民を避難させないのも、そのためでござる。
この先10年後、20年後は、福島県の都市で全国平均を大きく上回る甲状腺がんなどが続発する可能性が大でござる。
なのに、こうした都市では、あたかも何事もなかったように市民が生活しておるとか。
役所や国のいうことを真に受けては、命の保障がありませぬ。
自分の命、家族の命は、自分で守らないことには、ホントに危ない。
まして、大地震が日に日に迫っておることが、広く知られておるのが首都圏。
トットと逃げださんと、ひとつしかない命、危ないと思うけどねぇ…