午前6時の気温は、プラス20度。朝霧に覆われております。
湿度も高いけど、なんとも清々しい。
ご当地では、地元倶知安神社のお祭りが開催中なのじゃ。
金曜日の夜、おぢは、そのお手伝いに駆り出され、就学前以来という、ハッピなんぞというもんを羽織ったのでござる。
でもって、初めて「カラオケ大会」の準備と、後片付けに参加したのでござる。
ようは、なんだかんだの「お手伝い要員」。
出場者23人というカラオケ大会、どんなもんかと思ったら、これがほぼ99%高齢者!!
若くて40代後半、先は70代、80代までのごっついカラオケ大会なのじゃ。
ビール飲んで酔っているせいもあって、皆さんそれなりに楽しそう。
盛り上がりがないわけではないのですが、正直「老人クラブの催し」といった印象でござる。
で、やっぱ田舎町の縮図。
出演者の中には50代独身男性が複数いたり、道議会議員秘書が出演したり。
そして、恐ろしいことに、参加者にも、見物客にも、20代、30代の若者がまるでいなかったのでござる。
それでも、最後の方で、ビールを販売したり、焼き鳥を焼いたりしておった農家の若者の一人が元気に歌って、たいそう盛り上がったのですが、若者の出場は、あとにも先にも、これっきり。
大トリに至っては、元プロ歌手とかいうじーさんが、すっかり声が出ないにもかかわらず、2曲も歌ったりなんかして、おぢはすっかり白けたのでござる。
年金生活者を中心にした、じいーさん、ばーさんが、ニコニコ顔で盛り上がり、若者たちが隅に追いやられておる感じが、なんとも痛かったです。
毎年ほぼ確定しておるだろう出場者も、この先はずんずん鬼籍に入られるわけで、カラオケ大会の存続そのものが危ういのでござった。
逃げ切り、勝ち組の年寄りが、元気で若々しい。しかも人生を楽しんでおる。
それはそれで結構ですが、このご時世、苦しい生活を送る若者たちから、逃げ切りした年寄りへの、怨嗟の声が聞こえてくるのではないかと、たいそう心配な気分にもなりましたです。
そうしてみると、ロンドン五輪の開会式、若者と年寄りが絶妙に組み合わさっておった印象でござる。
ただし、見た目あまりに年老いたポール・マッカートニー、少々、痛くて、観ていて辛かったなぁ…
ところで、ご当地では、夏祭りが周辺の町村で開催中なのですが、きょうはここから車で50分ほどのところにある黒松内町の催し「まるっとビーフ天国」へ行ってまいります。
地元産の黒毛和牛なんかのバーベキューだそうな。
初めて参加しますけど、どうなんだろ?