午前9時の気温は、プラス18度。
窓からのぞく空は、今朝も厚い雲に覆われております。
朝はこういう曇り空の方が、涼しくてよろしいかも。ジリジリ暑いのは、日中だけでよろしいです。
写真は、きのうニセコ町で開かれた「倉庫邑(むら)」の催しでござる。
駅前にある倉庫が、役割を終えることから、これをなんとか活用しようと、町があれこれ考えておるらしい。
2回目の開催だそうで、今年は「ものづくり人との体験型コラボレーション」だそうな。
よくわかりませんが、駅前ゆえ、これら農業倉庫をなんとか活用したいらしい。
ま、今回はベーグルやホットドックなどの屋台もごっちゃりあったりで、皆さんたいそう楽しげで、まことにけっこうでござった。
ただし、この再開発については、10億円もかけて、あれこれ再活性化する話もあって、はぁ? って話なのじゃ。
人口わずか4800人の町で10億円って、どうよ?
箱ものなのかなんなのか知りませんけど、ひと昔前ならいざ知らず、どう考えても異常事態。
大成功した小樽運河と倉庫群のようなわけにはいかんと思うけどねぇ。
人口わずか4800人のマチ、「身の丈に合った町づくり」が必要ではないかと思います。
さて、
日経の「電力改革は止められない 霞が関発、変化のうねり」に面白いことが書かれておったです。
これによると、内閣官房国家戦略室の企画調整官に、伊原智人さんというお方が昨年7月に来ておるそうな。
東大法学部を卒業し、通商産業省(現経産省)に入省。中小企業やマクロ経済、IT、電力などを担当し、2005年に退官、民間のリクルートに転じていた人だそうな。
このお方に注目が集まったのは「04年に経産省の若手官僚数人が国策だった核燃料サイクルの実現性に疑問を投げかけ、政策転換をはかった事件の中心人物だったからだ」そうな。
で、「昨年10月にエネ環会議が設置した『コスト等検証委員会』は原発事故のコストを初めて試算、それを織り込んだ原発の発電コストを従来の約7割増と算出した。」のもこの伊原さんだそうな。
すっかり役立たずと思っておった国家戦力室が発するあれこれの動き、注目されるのでござる。
記事によると、原発を廃炉にすれば、各電力会社は債務超過になるという。
それならば、「電力会社は必死で原発再稼働を目指すだろう」とこの記事はしておる。
だから、「政府は原発事業の分離や業界再編などの対策を一刻も早く講じるべきだろう。」
ここが、ニッポン政府の喫緊の課題だろうけど、ここらあたりに、この伊原智人さんへの期待が高まるのでござる。
誰が何を言おうとも、脱原発はいまや国民の過半数を大きく上回る世論でござる。
一部マスコミが言うように、国論を二分するようなたぐいのものではござりません。
トットと脱原発を目指さねばなりませぬ。
そのためには、諸悪の根源である原発を、電力会社から切り離し、「国鉄清算事業団」のようなバッドカンパニーに集約する。
さらに、発送電を分離して、電力業界に新規参入を促すなど、抜本的な改革が必要でなのござる。
電力各社は自社の経営が破たんするから、原発を動かしたいわけで、ここをフォローしないことにはどもこもならん。
そんなことで、きのうの新聞広告よると、「国家戦力室」が意見聴取会を開くのだそうな。
上記のHPであれこれ意見を募集中だそうな。
こういう場での意見の表明も大切かと思います、ヨロピクなのじゃ!!