おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

嗚呼、SR弁!!

2012年07月25日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス20度もありまする。

でもって、空はどんより曇り空、加えて湿度が高いです。

予報によると、これから午前中は弱い雨が降るそうな。

きょうはどうしよう…

昨夜は、休肝日明けってことで、ビールを2缶いただきまきました。

ズンバで汗かいて、いただいたプレミアムモルツを呑んだわけですけど、やっぱ旨いわ。

おぢはここ10年ほど延々とキリンの一番搾りが気に入っておる。

値段のお高いプレミアムモルツは、特別なときや、いただきものでしか呑めませんけど、これがなんといっても一等賞でござる。

人によっては、サッポロのエビスだったり、アサヒのマスターだったりするわけですけど、おぢは圧倒的にプレモル。

ま、嗜好品とは、そんなもんでござる。

さて、

世間では、原発をはじめ、オスプレイやイジメの問題で、たいそう騒がしいです。

しかし、どの問題も、この問題も、なんか構造が似ておる気がするのはおぢだけか?

どれもこれも、当事者や被害者は蚊帳の外で、利益関係者だけがこそこそ進めてる構図。

ニッポン中に逼塞感が蔓延しておる。

スカッとしませんなぁ…

先週の日曜日、NHKスペシャルは、フクシマ第一原発の2号機と3号機の問題を取り上げておった。

事故当時、3号機には12ボルトの電池が必要だったのに、届いたのが2ボルトだったりというお粗末。

「日本には、放射能汚染の中で必要物資を届けるシステムがなかった」としておった。

フクシマの事故後、これを総括し、全国の原発で「放射能汚染の中で必要物資を届けるシステムが確立した」という話は、ついぞ聞いたことがない。

でもって、3号機は水素爆発するわけですが、これも「食い止める仕組みも、能力もなかった」と結論付けておる。

いま残っておる全国の原発で、水素爆発を食い止める仕組みとか、その能力が整ったという話も、いまだに聞いてないです。

そして2号機。

見た目は、最も無事そうな2号機からは、大量の放射性物質が漏れ出しておったです。

なぜかというと、格納容器内の水蒸気を逃がすために備わっているSR弁という装置に問題があったためらしい。

水蒸気爆発を避けるためには、容器の圧力を下げるわけですが、まずは水蒸気を逃がし、そして水を注入して冷やす必要があるそうな。

そのためにこのSR弁を使って水蒸気を逃がすわけですが、その際に大量の放射性物質が格納容器から漏れ出したそうな。

去年3月14日、東京方面へ大量の放射性物質が流れ、首都圏を酷く汚染したのはこのときでござる。

そして、一旦メルトダウンが起きると、このSR弁が開かなくなるのだそうな。

番組では構造的な欠陥ではないかと指摘しておったです。

でもって、怖いのはこのSR弁が、全国26の原発についておるってこと。

一体全体、どうなっておるのか?

何度も書いてしつこいようですが、再稼動しておる大飯原発には、そもそもベントがないです。圧力を逃がすことができないので水素爆発します。

フクシマ第一原発のような小型の沸騰水型には、圧力を逃がす弁が付いている。ただし、ニッポンの原発のベントには、フィルターが付いてないので放出された放射性物質は空気中にダダ漏れになる。

ところが大飯原発のような、加圧水型にはそもそもベントってもんがついてない。

つまり、まるきり水素爆発を想定していないってこと。

もし爆発すると、フクシマのような沸騰型に比べ、容器が大きい分、大爆発になるそうな。

スリーマイルと同じ加圧水型、甘くないです。

そんなことで、ここへきて、泊も大飯原発も2015年までにフィルター付きのベントを付けるそうな。

つまり、いまは泊にも大飯にも、ベントはありませぬ!!なのに稼働中。

「たぶん大丈夫」という、あまりにノー天気なことで、大飯は運転されておるのだよ。

ヒキガエル野田!! どこが大丈夫だ???

2015年まで、かの地に大地震が来ないとだれが言えるのか。

アホでござる!!