おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「意見聴取会」の八百長

2012年07月17日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス16度。

少し湿気はありますが、風がそよそよ吹いて、爽やかな朝でござる。

天気も良く、気持ちのいい一日になりそうです。

そんな中、「セクシャルバイオレットNo1」で知られる桑名正博さんが、脳幹出血で重体だそうな。

おぢより若い人が瀕死の重体と聞くと、どうにもやりきれませぬ。

桑名さんの父親も脳出血で亡くなっているそうで、予防のための対策はしていなかったのか?

このあたり、悔やまれます。

読者の皆さんも、祖父、祖母、両親、兄弟に起きた病気は、自分にも降りかかる「可能性がある」、と思ったほうがよろしい。

中高年はしっかり自己管理していただくよう、ヨロピクなのじゃ。

さて、

きのうは「脱原発」を訴える大規模な市民集会「さようなら原発10万人集会」が、東京の代々木公園で開かれたそうな。

その数、主催者発表で17万人。警察発表は7万人で、ありゃりゃなことになっておりますが、いずれにせよ、フクシマ第一原発に関するこれほど大規模なデモは、初めてでござる。

新聞によると、坂本龍一さんは「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」。とあいさつしたそうな。

まことにごもっとも。

原発事故を危惧しておる一般国民の声は、まさにここでござる。

そりゃ電気は必要だけれど、子どもや子孫に禍根を残す「危険な発電方法」が、このままでいいわけがありません。

そして、狭いニッポンが、この事故のおかげでさらに狭くなった。人の住めないところが増えちゃった。こんなことを、また繰り返すのかね?

それにしても、きのう名古屋で行われた「意見聴取会」の八百長ぶりにも呆れますなぁ。

報道によれば、博報堂が仕切っておるそうですけれど、こういう広告代理店、許せんね。

商品でも売っているなら、不買運動したいところじゃ。

はらわたが煮えくり返ります。

「厳正な抽選」というものの、あれだけ、原発関係者、原発ムラばかりが発言するのでは、どっからどう見ても八百長のそしりは免れませぬ。

「5年後、10年後も原発事故で死者は出ません」とのたまった中部電力職員、きょうは幹部か社長に呼ばれて、褒められるんだろう。

あんたはこれで将来の社長候補か?

恥知らずもほどほどにせんかい、と世間の人は思ってますけどね。

そもそもこの意見聴取会、2030年の時点の原発をゼロとするか、15%とするか、20~25%程度とするかという、3択しかないというあたりが怪しいと、誰もが気付いておる。

3つなら、中を取って15%と、政府は当初からここに誘導したいということにほかなりませぬ。

でもって15%というのも、少しはよさげに聞こえますが、原発2基の新設を含んでおるそうな。

いずれにせよ、フクシマ事故の反省がさっぱりないわけで、とんでもない暴挙と申せましょう。

とはいえ、国民の意見を反映させる場は数少ない。皆さんのご意見、こちらでしっかり表明いたしましょう

そんなきのう、野田ヒキガエルはフジテレビに出演して、「いじめは卑劣」と涙目で演出、うだうだのたまったっていうから、呆れてもうたです。

これも演出は博報堂か? まことにいやらしい。

ヒキガエル野田よ、選挙前と180度違うことを平気で言って、収束してもいない福島第一原発事故を収束したといい、ベントもなければ、防潮堤も免震棟もない大飯原発を「安全だ」として再移動するおまえは、卑劣ではないのかね? 

経産省の言うまま、財務省の言うまま、これって官僚の利益代表者、国民を欺いているわけで、これは卑劣ではないのかね。

吐き気がいたします。

こんな、権力者のちょうちん持ちをしたフジテレビのFNNスーパーニュース、どこがジャーナリズムかね。

安藤優子に木村太郎、ジャーナリストを装うふたりの恥知らずには心底、呆れておりまする。