おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

寿都の風力発電

2012年07月19日 | Weblog

午前5時の気温は、プラス16度。晴れておって風が少しありまする。

うんうん唸るほど寝苦しくて、午前4時過ぎに目覚めてしまったのよ。そんときは室温27度でござった。

おかげんさんで、パジャマは汗でべったべた。夏ですなぁ…

写真は、強風の町として知られる寿都町の風車。

きのうハニーさんらと「コープクレア会」というさっぽろ市民生協の見学会があって、これに便乗させていただきましたです。

寿都町には、こうした風車が計10基だか11基だかあって、これを売電して、けっこうな収入があるのだそうな。

当然のことながら、国からの補助金がごっちゃり入っておるわけですが、北海道のあちこちにある大赤字の箱モノとはエライ違い。

こちらは赤字を垂れ流す施設とは一線を画し、金をじゃんじゃん生む施設なのじゃ。補助金が有効に活用されておるという、稀有な例でござる。

もっとも、ほとんどが1基5億円もするドイツ製。かなり高級な風車で、いわば風車界のメルセデス・ベンツだそうな。

そのおかげだろうけど、この風車は「風切り音」とか「低周波振動」なども少ないようで、まことにけっこうでござった。

過日放映しておったNHKスペシャル?かなんかによると、ヨーロッパでは幾つかの農家が共同出資して、風車を建設、売電して大きな利益を上げておるそうな。

発電が現在の地域独占状態から、一般人や農家が新規に参入できるようになると、地域の活性化にもつながるのじゃ。

寿都町ではこのほか、民間の風力発電会社も、風車を建設する計画があるそうな。

また、現在町が所有する風力発電機の年間発電量は、一般家庭に換算すると約9600世帯分だそうな。

我が倶知安町の世帯数は7400だから、丸々カバーできる発電量だ。凄いです!!

もっとも、現実的には、風が強い日もあれば、弱い日もあるわけで、それ以外の安定した電力も必要だそうな。

このほか、太陽光だったり、水力だったり、バイオマスだったりと、多様な発電があると、なんだか楽しい。

一般家庭でも、何らかの発電施設を一つぐらい所有して、電気自動車のバッテリーに電気を保存。

夜は、このバッテリーからの電気で過ごすといったスマートグリッドなどへの補助金など、政府の早急な支援が求められるのじゃ。

そんなこんなで、現在のように電力会社に完全に依存する体制から、補助的に依存する方式へ、速やかに変更することが大切でござる。

ま、その分、不安定になって、停電なんかも増えるかしらんけど、原発のリスクに比べりゃ屁みたいなもんでござる。

な~んてことは、ヒキガエル野田の目の黒いうちはムリ。

国民の方を見て、仕事なんかしてないもんねぇ、野田は。あんたが見ておるのは、官僚さまの方だけだもなぁ、ホンに情けない。

わが町でも、共同出資で風力発電をするようになったりしたら、出資してみたいなぁ。

アパート経営で生活するみたいに、「うちは風車でメシ食ってます」みたいな時代が、早く来てほしいものでござる。