午前8時の気温は、プラス19度。晴れの良い天気でござる。
きのうは、午前7時に出発し、午後6時半に戻ってくるという、弾丸バスツアーで、新冠町へ行ってまいりましたです。
目的地は、ディマシオ美術館というところ。
な、な、なんと、「世界最大の油彩画」が学校の体育館に展示してあるのでござる。
その大きさ、高さ9メートル、幅27メートルというからハンパない。
このディマシオさんという方、現代フランスを代表する、幻想絵画の画家だそうな。
でもって、これらの絵画、まるでハリウッドのSF映画のような趣に加え、ヨーロッパの宗教画を組み合わせたような感じ。
さらにこの美術館、さっぱり何にも知りませんでしたけど、太陽小学校という廃校を利用しておるのでござる。
これがまた、いい小学校でねぇ。建物は内部が板張りで、たいそうお金がかかっておる小学校なのじゃ。
聞くところによると、大阪のある不動産屋さんが、この廃校をわずか3000万円で買い取り、美術館にしたのだそうな。
で、展示しておる絵画は200点を超えるという。
たぶん凄いお金です。金持ち、恐るべし!!
校舎の3000万円なんて、屁みたいなもんだろねぇ。
ここを見学し、さらに同じ新冠町内のレ・コード館を見学したり、たいそう楽しい時間を過ごしたのでござる。
それにしても、約12時間ものロングタイム、バスに揺られたのはトルコ旅行以来なのでござる。
あんときも、朝から晩までたいそう長かったですけど、乗り心地が決定的に違っておったです。
今回は尻は痛いは、揺れるはで、トルコで乗車したメルセデス製のバスとは大違い。
おまけに、下ネタに走りそうな、やかましいバスガイド嬢と車内の温度設定がわけわかんない運転手のおかげで、皆さん寒かったり、暑かったり。
これを除けば、たいそう楽しい旅でござった。
昼ごはん、静内町のホテルでいただいたツブご飯のランチもおいしかったしねぇ。
で、この会の主催者で、当ブログの読者というハニーさんの高校の同級生Tさんが、小間使いのように働いて、しかもおぢ夫婦をあれこれ気遣ってくれたりして…
ハニーさん、たいそう喜んでおったです。
こんなに気遣いしていただいて、芸術には、さっぱり疎いおぢですが、年に一度ぐらいアカデミックな気分に浸るのもよいかと思いましたです。
次回はケツが痛くならん程度の時間でヨロピクなのじゃ。
さて、
きのうの読売新聞一面の「JX・東ガス 火力倍増」の記事中に気になる記載がありましたです。
「枝野経産相は、電力会社の発電事業と送電事業を分ける発送電分離について、電力会社を持ち株会社とし、傘下に発電会社と送電会社をぶら下げる方式が望ましいとの考えを明らかにしている」
はぁ??? なにこれ!! どこが分離か???
とりあえず、東電は国有化したんだから、最低でも発電会社か送電会社は国営だろう。
国営でも経産省が天下るから問題だけど、これではどもこもならんです。
記事は続けてこう書いている。
「その場合、新電力が不利にならないよう、送電会社に対し、電気を家庭や企業に送る際にかかる手数料を透明化することを義務付ける見通しだ」とか。
おバカなことを言ってもらっては困ります。
「手数料の透明化を義務付ける」というから危なく納得しそうですけど、これでは発送電の分離でも何でもござりませぬ。
発電会社と送電会社を単に別会社化しただけ。
透明化さえすれば、価格は好き勝手にやってもいいってこと。
これでは9電力体制が、何にも変わらん、ってこと。
大事なのは、価格決定のプロセスと価格でござる。
発送電の分離といいつつ、これでは意味ないじゃんって話なのじゃ!!
経産省、姑息なことを考えておる。
発送電分離は有名無実、完全に骨抜き!!
官僚さまのやりたい放題、電力会社に大ベンチャラして、官僚は天下りし放題ってこと。
しかも、電力会社労組の票も確保できるか、枝野!!
既得権益の確保だけが最優先される、まやかしの「発送電分離」でござる。
こんなことは絶対に阻止せんと、発送電分離という世紀の大改革が、台なしじゃ。
「ひで~国だぜぇ」と、朝から風前のともしび、一発屋「スギちゃん」風のおぢなのじゃ、プンプン!!