おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

海外に提供して感謝される「アビガン」、開発したニッポンでは公式に使えない不可思議!!

2020年05月01日 | Weblog

午前5時半を回りました。

気温はプラス6度で曇り空、無風の朝です。

今朝はたどたどしいウグイスの鳴き声で目覚めました。

「ケキョ」とか「ホゲキョ」とか、下手くそな鳴き声なのです。

巣立ったばかりのウグイスでしょうか?

例年この時期にしか聞くことのできないなんとも微笑ましい幼いウグイスの鳴き声です。

そんなことで、今朝はこの春初めてストーブを焚かない朝となりました。

春ですなぁ~

さて、

きのうの国会中継をラジオで聞いていて「へぇ~」って思いました。

与党議員からの質問に答え、厚労相はアビガンについてこういう趣旨のことを述べた。

「アビガンは各国から問い合わせも多く、日本が提供して多くの国に感謝されている」

いやぁ、ここだけ聞けばまことに結構な話だ。

ニッポンが開発したコロナ対策の薬に関する問い合わせが各国からあり、これを諸外国に供与しているという。

まことにけっこうだ。

ところがだ。

世界各国から要望されて贈ることにしたというこのアビガンが、開発した我がニッポン国ではいまだに公式に使えないのだ。

これってどういうことですか???

実際、工藤官九郎さんや石田純一さんも、これで生還したというのに、いまだに公式には使えないのだという。

どうなってんの???

確かに「催奇形性というのがあって、妊婦または妊娠している可能性のある人には危険がある」とされる。

なので若い女性や男性に使用する際は、「重大な副作用の危険があることを周知すればいい」だけのような気がします。

しかも抗インフルエンザ薬としてはすでに承認済みの薬だ。

さらには「錠剤」なのでとっても使い勝手がいい。

もしもの時に備えて、我が家の家庭医にも準備していただきたいし、感染の危険のあるお医者さんには常に携帯していただきたいほどの薬だ。

これで命が助かった著名人が複数いるのですから、これを早急に使用できるようにするのが政府の務めではないのか?

安倍政権も厚労省も、あまりにノー天気で危機感があるんだかないんだか…

国民の命が危機に際している非常事態のいま、トットと承認しないでどうするって話だ。

安倍さんも「国民の命を守る」と申しておる。

ならばトットとアビガンの承認でしょう。

なにせいまは緊急時なのです。

もっとも、近畿財務局職員を死に追いやって、反省の言葉もない総理が「国民の命を守る」と申したところで、説得力は皆無ですけど…

加えてきのうの羽鳥モーニングショーだ。

ノーベル賞受賞者で北里大学の特別名誉教授の大村智さんから番組に直接電話があったそうだ。

大村さんは、寄生虫感染症の「イベルメクチン」をコロナ患者へ投与したというのです。

寄生虫感染症の薬って、ようは「虫下し」、経口駆虫薬のことだ。

現代では腸内に寄生虫がいるなんて人は少ないけど、おぢが子供の頃は学校で「虫くだし」の錠剤を配布されて飲んだものでした。

都会っ子のおぢは、寄生虫が腸内にいた経験はありませんけど、地方に住んでいた皆さんの腸内には大方寄生虫がいた。

サナダムシとか回虫とか、あれやこれやがいたのです。

一方、この寄生虫のおかげで自己免疫疾患である「アレルギー」が抑えられたということもあるらしい。

で、大村さんは「なぜ効くのかは現段階では言えない」としながら感染患者への投与を始めておる。

大村さんをはじめ、ニッポンの科学と英知を集めれば、コロナと戦いに出来るだけ早く勝利することが可能だ。

そうしないと、ただでも崖っぷちのニッポン経済はアジャパーですわ。

なのでどうか政府にあらせられては、民間のこうした動きの足を引っぱらないでいただきたい。

アビガンをトットと承認していただきたい。

きのう国会中継を聞いてて愕然としたのですが、コロナ終息後の「GOTOキャンペーン」のおマヌケ1兆6700億円がサラッと国会を通過いたしました。

こっちも、あ然といたします。

安倍さんに言わせれば「GOTOキャンペーン」の予算は「将来の灯火」だそうです。

もっともコロナ禍が終わったらみなさんこぞって旅行すると思いますから「灯火」というほどのことかね?

実際には、5月6日の緊急事態宣言の解除ができずに、さらに1ヶ月の延長もあるといういま、「GOTOキャンペーン」はあまりにトンチンカン。

情けないのを通り越しました。

そこで安倍さんにはこう申しておきましょう。

「あなたがこの国の危機そのものだ!!」

おあとがよろしいようで…