おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

PCR検査「1日10万件も可能」とノーベル賞の山中伸弥教授

2020年05月08日 | Weblog

Eテレ朝の体操を終えた午前6時40分です。

気温はプラス2度で晴れのお天気。

無風できょうは日中の最高気温がプラス19度になるそうだ。

さて、

新型コロナウイルスですわ。

6日夜「安倍首相に質問!みんなが聞きたい新型コロナ対応に答える生放送」というのがネット配信された。

ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授と安倍総理がネット上で対談し、視聴者の質問にも答えるという番組だった。

その中で安倍さんはこう述べた。

「オリンピックを成功させるためにも、治療薬・ワクチンの開発を日本が中心になって進めていきたいと思っております」

これについて山中伸弥教授が以下のように述べた。

「オリンピックというのは、世界中から選手が来て、そして世界中から観客が来る、すごい人間の大移動が起きる大会ですから、これを可能にするだけのワクチン量を1年で準備できるかどうかというと、これ研究者として、率直に、かなり幸運が重ならない限り、ワクチンだけでは難しいんじゃないかなと思います」

山中教授は「幸運が重ならないと東京五輪までにワクチンは難しい」と申したのだった。

さらに、

「新規のこのウイルス専用の薬の開発も科学者は一生懸命やっていますが、これはやっぱりいくらがんばっても普通にやったら10年20年かかりますから」

「いくらウルトラQでがんばっても、やっぱり2年3年かかって、オリンピックには間に合いませんので。ぜひ既存薬、日本にたくさんあるいい既存薬の早期の承認をお願いできたらと思っています」

既存薬はすでに承認されたり、承認される見通しですから、ここはよかった。

だけど、「ワクチンは東京五輪に到底間に合わない」と山中教授は申しており、安倍さんの「希望的観測」はあっさり打ち砕かれたのだった。

また山中教授は「経済を再開していくカギは、徹底的な検査と、陽性者の隔離」とした。

さらに「研究所の中には、PCR検査ができる機械が30台ほどある」

「研究員や技術員が何10人といるが、多くの人が実験せず在宅になっている。こうした大学や研究所の力をうまく利用すれば、PCR検査数は2万を超えて10万くらいいけるのではないか」

安倍さんは1日2万件を目指すというけど、1日10万件の検査が可能だと山中教授は申しておるのだ。

こういう医療の専門家をトップに据えて「PCR検査対策本部」を立ち上げてははいかがか?

羽鳥モーニングショーでは前厚労相の田村憲久さんを推薦してましたけど、実情を知っている人なら旗振り役は誰でもいい。

トットとPCR検査を急増させないことには、コロナ蔓延の実態が見えてこない。

ちなみに羽鳥モーニングショーによると主要国のPCR検査は以下の通り。

アメリカは1日20万件、イギリスも10万件ですわ。

1万件にも満たないニッポン国、桁違いの貧弱さにあ然といたします。

山中教授は10万件も可能というけど、いまはまだ1万件に満たないニッポン国、世界のトンチンカンなのだと申せます。