おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

安倍会見「アビガン月内承認」「14日めどに解除も」は評価できるけど…

2020年05月05日 | Weblog

まもなく午前6時です。

気温はプラス5度と寒いけど、スカッと晴れのお天気。

お隣のサクラはほぼ満開です。

ところで、

我が家も、「町の支援金」10万円が貰えるそうだ。

ハニーさんと、どうしたもんか検討いたしました。

考えあぐねた結果、10万円はありがたくいただき、これをそっくりお世話になっております医療法人に寄付することに。

今後支給される国の給付金ひとり10万円についても、ハニーさんと相談してお役に立てるように考えることにいたしました。

さて、

そんなこんなのきのう夕方、安倍総理は会見して、緊急事態宣言を今月末まで延長すると述べた。

良かったのは2点。

ようやくですが、アビガンの月内承認だ。

これは朗報です。

ニッポンで開発されたアビガンは、外国で高く評価されているにもかかわらず、ニッポンでは今も正式には使えないという驚天動地の事態だった。

これがようやく解消する。

これでもしもおぢが新型コロナに感染したとしても、回復への道筋が見えてくる。

医療関係者がり患する不安も軽減されと思う。

なにせ錠剤ですから熱や咳が出てきたらソッコー服用できる。

アビガンはずーっと「臨床研究」「治験」のレベルだった。

運悪く「臨床研究」「治験」していない病院に運ばれ重篤化した患者もいたに違いない。

逆に運よくアビガンの治験をしておる病院に入院した工藤官九郎さんや赤江珠緒さんにはいい結果が出た。

今月中には、医師の処方でだれでも使えるようになるわけですから、ホッといたしました。

また、今月14日をめどに分析し「制限緩和も考える」というのもよろしい。

ただし、納得のいく具体的なデータや論理を示してもらいたい。

ここがどうにもこうにも不明確なのだ。

厚労相のクラスター班におられる北大教授の「8割おじさん」こと西浦博教授があれこれ試算しておるという。

4月10日現在の「実行再生産数」というのが全国は0.7で東京都は0.5だ。

実行再生産数というのは、ひとりの人が何人に感染させてしまうのかということ。

これが2だと、1人が2人に感染させるということですから、感染はどんどん広がる。

なので東京の0.5ってことは、1人が感染させるのが0.5人ですから終息に向かう方向だ。

欧米ならロックアウトが解除に向かう数値だという。

今回は東京の実行再生産数は0.5なのに、今月末まで緊急事態宣言が延長されるというから、わけがわかんない。

おぢは緊急事態宣言を撤回せよなどと申しておるわけではない。

ここは西浦さんに「根拠となるデータ」を示して、皆さんが納得できるよう説明をしていただきたいのだ。

安倍総理は「理屈はない」と申したからあ然とするのだ。

この先1ヶ月にわたって日本経済がほぼ停止するわけですから、国民を納得させるデータを示すべきでしょう。

元新潟県知事で医師でもあり弁護士でもある米山隆一さんもここに疑問を呈しておる。

曰く「このデータ(全国0.7、東京都は0.5)は、端的にいって、4月1日の時点で全国・東京都ともに感染はピークアウトし収束に向かっていた」

「そもそも7日の緊急事態宣言は(少なくとも事後的には)必要なかったことを意味します」と述べておる。

ですがその一方、西浦さんが4月15日「4月1日の時点で全国・東京都ともに感染はピークアウトし収束に向かっている」という事実に何ら言及することなく、「このまま何もしなければ42万人が死亡する」という衝撃的な記者会見を行って国民の不安を掻き立てたことを非難しております。

ようは「情報開示」に大いに疑問があるとしておるのだ。

そこはきのうのモーニングショーの気象予報士の石原良純さんも白鴎大学の岡田春江さんも同様だ。

米山さんは「5月7日以降の日本において、合理的思考、合理的政策、合理的政治が実現することを、強く希望してやみません」と申しております。

そんなことで、今回の緊急事態宣言の延長、果たして「合理的思考」「合理的政策」に基づいておるのか、「合理的な政治」なのか少々疑問に思うおぢなのでした。

安倍さんは「理屈はない」と平気な顔して申しましたけど、少しおかしくないか???