午前5時を回りました。
気持ちのいい青空が広がり、無風で清々しい朝を迎えております。
気温はなんとプラス1度で霜も降りて寒いこと!!
ですが今日日中は最高気温が23度にもなる。
寒暖差で体調を崩しそうで心配にもなる朝でござる。
さて、
5月21日号の週刊文春「黒川検事長『定年延長』の裏に森友事件潰しが!」が検察庁法改正案の問題点を喝破しておる。
元NHK記者で現在は大阪日日新聞記者の相澤冬樹さんの記事でござる。
黒川弘務さんの定年延長が今年1月「閣議決定」で決まった。
黒川さんは2月7日に定年を迎え退職するところだったが、この退職を半年伸ばして8月7日にしたわけ。
そうすると、2年前の7月に検事総長の座に就いた稲田伸男さんが慣例通りに勇退すれば、検事総長のポストが空く。
そこに黒川さんがピタリと治まることが可能だ。
ゆえに「この定年延長は〝官邸の守護神〟の異名をとる黒川氏を検察トップにするための奇策と見られた」
「それまでの国家公務員法の解釈をいきなり変更する超法規的措置だったことも国会で暴かれ、世の批判を招いてきた」と相澤さんは書いておる。
まことにごもっとだ。
安倍総理はきのうの記者会見で検察庁法改正案について「恣意的な人事が行われることはまったくない」と述べておる。
ならば上記のように、〝官邸の守護神〟である黒川さんがこの7月に検事総長になることなどないってことになる。
たいした7月が楽しみだ。
また、フェイクニュースを垂れ流す国際政治学者の三浦瑠麗さんは「検察官だけ定年を短くすべきという意見が多数とは思えない」と、サラッと話をすり替えるから困る。
だれも「検察官の定年を延長するな」などと申しておるわけではありません。
検察官の定年延長そのものには問題などない。
問題なのは「内閣が必要と認めた場合、役職を続けることができる」としたことだ。
相澤さんはこう申しております。
「つまり、内閣に都合のよい人物を検察幹部の地位に残すことができる」ってことに尽きるのだ。
世間の皆さんがコロナウイルスの蔓延で塗炭の苦しみを味わっておる真っ最中に、自分たちに「都合のいい人」を検事総長にしてしまえっていうから腹が立つのだ。
これを世間では火事場泥棒という。
だから、多くの心ある芸能人が反対するのは、当たり前田のクラッカーなのだ。
しかも安倍総理は「ていねいに国民に説明したい」と申しておるから、言葉通りなら「強行採決」するなど考えられん。
「ていねいな説明」なら、担当大臣の森雅子さんが出てご説明するのが当然で、実際には出席もしてないって何???
自民党内にだって泉田裕彦さんをはじめ「強行採決は理解できない」って人も大勢いるのだ。
とはいえ、まことに不快ではありますが、強行採決は行われるのでしょう。
ですが、安倍総理は今回の法案について「恣意的な人事は全くない」と申しておりますゆえ、今年7月に行われるであろう検事総長の人事では〝安倍政権の守護神〟黒川弘務さんが検事総長になることなど全くないのだろう。
これまで何べんも百篇も、安倍さんを大ウソつき呼ばわりいたしましたけど、今回は大外れとなるのか大注目の検事総長人事でござる。
黒川さんがめでたく検事総長になられると、安倍さんの大ウソが満天下にさらされる。
7月が楽しみだなぁ~