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介護支援専門員と建築士の類似から報酬を考える

2010-09-16 08:00:31 | 経営
建築士と介護支援専門員は仕事ぶりが似ている。建築士は住宅の設計を請け負う。介護支援専門員は自宅での高齢者の生活を確保する設計を行う。建築士は什器や建具を選ぶことに影響力をもつ。介護支援専門員は介護サービスの選定に決定的な関与をする。
このように仕事ぶりや役割がよく似ているが、収入では大きな違いが生じている。
介護支援専門員は1件当たり1万円月だとして年間1件当たり12万円の収入、この1件の支援業務が5年継続したとしたら5年間の総収入は60万。では建築士の場合1件当たりの設計料を仮に60万とした場合、そう現実と違う収入ではないだろう。
結論として建築士も介護支援専門員も一件当たりの収入ではほぼ同じといえる。が、違うのは取り合いの件数が異なる。建築士は年間10件の設計をこなすことは無理のない仕事量しかも設計と建築作業が終われば仕事は終了するように手離れがいい。比べて介護支援専門員は一度建てた計画で終了とはならない。5年間継続して計画立案管理とその業務量は変わらない。さらに月の上限が35件とされており年間の収入は必然的に上限が設定されている。建築士と介護支援専門員とは仕事や役割は類似しているにもかかわらず総収入に違いがあるのは、1件当たりの仕事量と回収の期間、そして上限の有無が違うことに起因している。解決策は上限の規制解除と業務改善にある。
介護支援専門員の対価を考えるヒントがここにある。
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