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この方は、WBCスーパーバンタム級を
初防衛から4回連続でKO防衛を果たした「西岡利晃」さんです。
レフティー・モンスターという称号の通り、
見事な左ストレート一発で試合は決まりました。
この方は、世界に4度挑戦し4度破れています。
しかも、その間にアキレスけん断裂という大怪我にも見舞われています。
周りから引退をささやかれることもあったようですが、
肉体的、精神的なそれらを乗り越えています。
以前、西岡選手がTVで興味ひかれることを語っていました。
「途中、ボクシングを止めようとは思わなかったんですか。」
との問いかけに対して、
「いや、僕は絶対に世界チャンピオンになれると思っていたんですよね。」
何かを成し遂げるには、
まず、それが出来ると信じることであると言うと、
チョット無理やり、力づくな感じがして、
私的にはあまり好きな言い方ではありません。
私は、何かを成し遂げた人の多くは、
力づくではなく、無理やりではなく、自然な感じで、
それを達成することが出来るはずだという感覚を持っていたと信じています。
その感覚は、それだけのことが出来る能力が備わっていること知らせる
無意識からのメッセージによるものなのかもしれませんし、
良い意味での馬鹿な部分によって思い込んでしまったことによるものかもしれません。
そんな感覚を得ることが出来るものと出会えた人は、
その道で随分高い所まで登りつめていくはずです。
そんな感覚を得ることが出来るものと、もう出会えていれば良いのですが、
そのような感覚を得たいと欲しているのであれば、
ただ出会えることを期待するだけではなく、
トップダウン方式ではなく、ボトムアップ方式をとることで可能になります。
何かに対して、その感覚を得るために今の自分に不足しているものは何だろう。
今の自分がその能力を備えているとするならば、
今していないことで何をしているだろうか。
それをするためには、今の自分のレベルは足りているか。
足りていないならば、まず、何をレベルアップすれば良いのか。
のように、その感覚が自分にやって来るのを待つのではなく、
その感覚が持てる自分に近づいていくことになります。
心の問題や悩みも同じです。
自分は変わることが出来ないと固く信じている人は、
自分を変えることなど出来るはずはありません。
そして、変われない理由をこれでもかと発見します。
心の問題や悩みを克服するための大前提。
自分は変わることが出来る。
自分の苦しみや辛さから抜け出すことが出来る。
そして、今、変わることを望んでいること。
まず、それ無には何に取り組んでも、どう取り組んでも、
その取り組みは上滑りだけをして徒労に終わります。
一人一人が、その能力を持っていることを
私は当たり前のように信じています。後は・・・。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計