心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

映画の中の

2010年05月13日 | 催眠療法


映画「フォース・カインド」の中で、
催眠療法が登場すると聞いたので見てみました。

映画のタイトルのフォース・カインドの意味は、
異星人による拉致、誘拐と言う意味だそうで、
この映画では、アラスカ州ノ―ムという町で
心理学者アビゲイル・タイラー博士のもとに、不眠症を訴える住民が次々に訪れる。
その多くの患者が同じようにフクロウが自分を見ていると話したことから、
不審に感じたタイラー博士は、催眠療法で彼らが眠れない理由を解明しようし、
その催眠療法の様子をビデオに記録として残した。

「この映画は、65時間以上に渡る記録映像及び音声の抜粋と、
その再現映像とで構成されている。」とあり、
ドキュメント・タッチで描かれています。

もしも、この映画に使用されている催眠療法時の記録映像が、
本当にドキュメントであるのならば凄まじく、
私の今までの概念が木っ端みじんに砕け散るような内容が映し出されています。
ですから、私としてはよく出来た作り話という結論としか言うしかありません。
皆さんが催眠に対しての間違ったイメージを持つことのないように、
少しだけ言わせてもらいます。

理由としては、
あれほど無意識に強制的に強く抑え込まれた力の抵抗を回避し、
原因へと遡ることは、初手の誘導にもかかわらず、
あの程度の誘導でクライアントがあっさりと原因へと近づいている。

それ以前の話として、催眠状態になった人が宙に浮くか~~。
全身が不随になるほどの身体反応を引き起こすか~~。

もう少し抑えた感じで作品が作られていたら、
もっと真に迫ったものになったと思うのですが、
しかし、考えてみれば映像を作り込み真に迫り過ぎると、
その影響が過大になることを防ぐ意味で、
あえてやり過ぎな感じで描いたとも考えることも出来ます。

一つの映画作品としては面白く見ることができました。
ブレア・ウィッチ・プロジェクト以降、
このような映像手法が増えてきたように思います。

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