何度もそれをやろうと思ってはきたけれども、
いつかはそれをやろうと思っているのだけれども、
それを、やった方が良いとは思うのだけれども、
結局は、行動せずにそのままにしてしまう。
そして、嫌な気持ちを持ってしまう。
そのような状態の自分を
自分で責める時や他人がその人を責める場合には、
それをやる気が無いと言うんだ。とか、
根性が無い。とか、
気力がない。とか、
怠けている。とか、
言い方は色々あるかと思います。
また、それを何とかしようとして、
自分が自分に、あるいは他人がその人に言うとしたら、
もっと、根性を発揮しろ!とか、
もっと、やる気を出せ!とか、
もっと、気力を振り絞れ!とか、
そんな自分に腹が立たないのか!とか、
言い方は色々あるかと思います。
もちろん、こんなことを少々自分に言い聞かせても、
誰かに少々言われたとしても、
嫌な気持ちになったり、耳が痛くなるだけで、
すぐに行動に結びつくことは稀です。
それを行動をしないことが愚かであるとは限りらないのですが、
行動することを優れているとした場合に、
その状態を打破するポイントとして、
多くても3つ位までで、
一つが解決するだけで充分なことも多くあります。
であるのに、
それを何とかしようとして、
一冊の本を読んだけれども行動に結びつかない。
だから、もう一冊、そして、もう一冊と、
さらに、もう一冊と
本の数と知識の量だけが増えていく。
さらに、さらにともういっ、
「ちょっちょっちょっと、待ってみて。」
部屋の本棚の一段を占拠してしまう前に一息ついて考えてみましょう。
あなたは本をコレクションしている訳では無いのです。
今度は、本で駄目なら誰かに助けてもらおうと決めて、
その援助者から知識や方法を一つ提供され、
そして、次の知識や方法を提供され、そして、次の知識や方法を。。。
本からにしても、援助者からにしても
これでは、あなたが知り得た知識や方法は、
明らかに的を外してることが確定ですし、
知識や方法の数が増えれば増えるほど、
自分の状態を打破することが怪しくなり、
自分のためではなく誰かのために役立つ知識や方法でしかなくなります。
それによって後に学者や実用本を出版出来るかもしれませんが、
(それはそれでOKかもしれませんが。)
一番危惧するのが、知識や方法が増えれば増えるほど、
失敗した回数も増えていることになり、
本来は、それを打破するためのものであったはずが、
いつしか、その回数の分だけ本や提供者から
自分がいかに駄目かの理由を並べたてられているだけのものに
変容してしまうことです。
そうならないためにも、自分に行動をさせようではなく
最初のスタート位置は
「自分はそれが出来ないのではなく、したくないんだ。」
に置き、前後左右の全てのルートを
確認することから始めてもらいたいと思うのです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計