心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

突然の別れ

2012年06月02日 | ライフ


今年、実家の三軒隣に住む同級生が会社で突然に倒れて急逝しました。

死因は、心臓の血管に出来たコブが破裂したことが原因。



そいつは、子供の頃から、背が高く太り気味で、

そして、勉強やスポーツ等で何かが得意だったと言う記憶もありませんが、

ただ、荒げた声を聞いた記憶が全くない位に、

おっとりと優しい人間でした。



高校を卒業後、警備会社に就職してから

その会社一筋。

入社してから連日の超過勤務のようでしたが、

会社への不平や不満は聞いたことが無く、

逆に収入が多いと喜んでいたくらいです。



何せ、実家には就職してからずっと毎月10万円を入れて、

それでいて実家を建て直したぐらいですから、

激務に見合う収入は得ていたのでしょう。



1、2年前に実家近くでばったりと会った時に、

長年の激務の連続でも痩せなかった大きな身体が、

明らかに痩せたのが分かるほどスリムになっていたので、

何かダイエットでもしたに違いないと本人に聞いても、

何一つやっていないと言う。自然と痩せたと言う。



まあ、そんなこともあるかと思いつつも、

自然に痩せたと言うことに一抹の不安を感じ、

どこか身体悪いんじゃないかと聞いてみても、

本人は、体調はすこぶる良いと言ってはいたのですが。。。



何もしないのに自然と痩せたことと、

心臓の血管に出来たコブが直接関係しているかどうかは分かりませんが、

それは、身体からの危険を知らせるメッセージだったのかもしれません。



何か趣味があったように聞いていませんし、

燃えるような恋をした話も聞いてはいません。

外から見たそいつの人生は、

仕事、仕事、仕事の人生だったようにも思えます。



そいつなりに納得した人生を送れたのだろうか。

その日の朝も、今までと同じように、

親と軽く言葉を交わして元気に出勤したそうで、

次の日も、同じ朝が来ることに疑いなどなかったはずです。



そんなことがあって、

奇跡なんてものは、自分から遠く離れた所にあるものだけではなくて、

今日、自分が生きていること、昨日の自分が今日を迎えることが出来こと、

これも奇跡と呼ぶにふさわしいものなんだと今まで以上に強く思えるんです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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