人の観察能力について、
ハーバード大学のクリストファー・チャブリスと言う人が制作した
チョット面白い映像をご紹介。
この映像は、前にテレビで紹介されたので見た人がいるかと思うのですが、
見たことが無い人にとっては非常に面白い映像となるはずです。
映像では、白の服を着たチームと黒の服を着たチームが
白チームは白チームで、黒チームは黒チームでバスケットボールをパスします。
そこで問題。
黒チームの動きに惑わされないように、
白チームは何回パスをしたのかを数えてることが出来るかのテストとなっています。
答えは、13回。
さて、ちゃんと数えられたでしょうか。
でも、それで終わりでありません。
実は、このテストの本当の目的は別の所にあります。
それは、
映像が始まってから少しして、
パスには全く関係のない熊の着ぐるみを着た人が、
画面の中央をムーンウオークをしながら横切っていったことに
気が付くことが出来たかどうかが、このテストの本当の目的です。
殆どの人が、そのおかしな飛び入りの人がいたことに気がつかないそうです。
もちろん、私もその一人でした。
私達はあることに気持ちが集中すると
それ以外のことを見落としてしまいがちで、
あんなに大胆に登場した人物と言うか、熊をも見逃してしまいます。
それと同じで、
人とのコミュニケーションにおいても
あの人がああ言ったのは、ああいう意味だと思い込んでしまうと、
他の意味かもしれないことを完全に消し去ってしまい、
それが原因で関係性を悪くしてしまったり、
悩みの状態から長く抜け出せないでいる時には、
それは、間違いなく~である。といった思い込みによって
他の可能性を見えなくしていることが原因であることが多くあります。
悩みの状態から抜け出すために、
自分がそうに違いないと信じていることは、
本当に正しいことなのか、他の可能性はないのだろうか、
何か見落としているものはないだろうかと、
考え、見つめ直してみることは重要です。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計