15日、ニック・ワレンダ氏が、ナイアガラの滝を
アメリカ側からカナダ側へ横断する綱渡りに挑戦し成功しました。
何でも綱の高さ60メートル、長さは550メートルだそうです。
この偉業と言うか、訳の分からないことと比べると
遥かに及びませんが、
子供の頃は、友人と高いブロック塀を見つけては
その上を落ちることなく渡り切れるかどうかを競ったものです。
ブロック塀は、まあどれも同じ幅なので、
高さがどうであれ、
風が強くなければ1メートルの長さが渡り切れれば、
少々距離が延びても後は、
それと同じことを繰り返すのですから同じはずです。
また、塀の高さも
1メートルでも10メートルでも同じのはずなのですが、
ちょっと危険を感じる高さになって来ると
心が止めろ止めろと言う心の声と
恐さと言う感覚で訴えてくるので、
高さに比例するように運動能力が削られてしまいます。
でも思い返せば、失敗した時の一番多かった原因は、
ゴールがそこに見えて来て、
後もう少しになってきた時に、
焦りや早くゴールをとの思いが勝ってしまい
それまで1メートル先の足元のブロック塀に向けていた視線を
ついゴールに向けてバランスを
崩してしまったことだったように思います。
スタートを切ってもう引き返せない所まで来た時に
恐れや不安や迷いを克服するのが第一関門、
まだ遠かったゴールがすぐそこに見えてきた時の、
早く手にしたいの色気や早く終わらせたいの安堵感への
はやる気持ちを克服するのが最終関門。
この最終関門がなかなか曲者で、
このボスキャラは派手な登場はしませんが、
スーと忍び寄ってきて、それに気が付かないと
「あー!」「ギャー!」でドスンします。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計