心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

炬燵

2012年08月13日 | 雑感・愚見


クライアントが施療を受けて自分の心を短期間で変える。

しかも、一時の発散のようなものではなく

心のレンズの曇りを綺麗に拭き取ったかのように。



このような方と出会える度に、

この人は、本当に凄いと心から思えるんです。



これは自分の中で起こす心の革命のようなもので、

「自分を変えるんだ!」と言う強い決意が必要です。

(逆に言えば、強い決意を持てば成し得ることが出来るものなのですが。)

これは並大抵のことではないように思えるからです。



そんなことをお手伝いしている私が言うのもなんですが、

私なんか、記憶を紐解いても、

そんな強さを持って突き破った経験もなし、

それに挑んだこともなしで、

そんな激しいことを避けるように

昔から、ジワジワとにじり広がるように

心の世界を変化させて来た感じですから、

そんな方と出会う度に心から尊敬の念を抱きます。



そして、施療が終わるのですから

そのような素晴らしい方との別れがあります。

私にとっては喜びと寂しさを同時に感じる時です。



この時、どのような別れが理想なのか、

クライアントがセラピストのおかげではなく、

自分がそれを成し遂げたと心から思えるような別れ。



施療後は、狡兎死して走狗烹らるで、

セラピストの顔さえ忘れてもらうような別れ。

等々色々な考え方があるようですが、



私としては、まだまだ人間力とか弱いせいなのか、

クライアントとセラピストの関係と考えきれずに、

人と人との関係の方に、まだ重心が残っているものですから、

せめて、暖かくなると押し入れの中にしまい込まれる炬燵のような存在として

心のどこかに置いてもらえればなあなんて、

思ったりしています。



これって良いのか悪いのか、

その結論は、10年後の私に任せている次第です。


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