私達は、そんなに強くないものですから
ついつい楽な選択をしてしまいがちです。
本当は、それは自分にとって楽しいことを知っているのだけれども、
本当は、それは今の自分が出来ることを知っているのだけれども、
「まあ、良いか。」「今でなくても良いか。」で、
ついつい楽な方を選び、一歩先へ、一段高みへと向かう
行動への決意、決断を先送りにしてしまうことが
多々あります。
だからと言って、
努力を怠る人や自分を律しない人は、
人ではなく動物でしかないと言うような厳しい言葉を用いて、
個人が何処かの心のレベルに持つ「~すべき。」を刺激し、
危機感をあおり不安を増大するつもりはありません。
私達は、泳ぎ続けなければ死んでしまうサメやマグロでは無いのですから。
また、
「君は、やりたいと思っていることがあるのに、
いつか、そのうちにと繰り返し、
気持ちを誤魔化し続けていないだろうか。
いつ、それをやるの?
今、やらないものは、1年後、5年後、10年後も
今と同じように気持ちを誤魔化し、
都合の良い言い訳を自分に言い聞かせているか、
あの時やっていれば良かったと後悔にまみれているかのどちらかだ。」
と言うように問題を提議することで、
個人が何処かの心のレベルに持つ成長欲を刺激し、
それまで安定していたはずの心をかき乱し、
焦りや恐れを増大させるつもりもありません。
そうなると、それはもう
「あなたの周りに何か邪悪な念を感じます。
一刻も早く取り除かなくては、とんでもない不幸が訪れてしまう。
いや、その前兆がもう起きていることはないですか。」
と言って、グッズを売りつけるのと大差なくなってしまいます。
誰かから、そのような働きかけがあった場合、
それが、そのような類のものではないかどうか、
その判断は難しい所です。
その判断の仕方の一つとして、
努力をし続けることに重きを置くのではなく、
決断に重きをおいてみることも有効です。
例え、その行動が正しいものだとしても、
自分の心がワクワク、ウキウキしないものであるなら
大部分を苦しみが占め行動は続かないでしょうし、
最初は気が進まないものであったとしても、
ワクワク感とウキウキ感が大部分を占めるようなら
その行動は長く続き自分の血となり肉となるはずです。
自分に何か決断、決意をついつい先送りにしているようなものが
あるとするなら、
自分の周りを見渡し、期待を持てそうな誰かに、
一度、自分の背中を少しだけ押してもらえるように仕向けるのも
一つの良い方法ではないでしょうか。
すると、こんぴらさんの1368段の階段も
あれよあれよと昇ってしまうこともあります。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計