今月の名所巡りは、
地元神戸を攻めてみることにしました。
国の名勝に指定されている
再度公園(ふたたびこうえん)・神戸外国人墓地に出発です。
天候はやや曇り。
駐車場に車を止めて、公園に向かいます。
再度公園・神戸外国人墓地
再度公園は、六甲山地の再度山の頂上の北に位置する公園で
そこに建てられていた石碑のプレートに
明治中期の頃の六甲山は、はげ山の荒れ地で
この再度公園の地から植林が開始されたことで
現在の緑豊かな山となったと刻まれていました。
ええええ、六甲山がはげ山の荒れ地だった?
激しく驚きました。
今日の再度公園は、利用者も少ないようです。
標高の所為なのか、今日の天気の所為なのか
涼しい風がとても気持ち良い!
修法ヶ原池(しおがはらいけ)と永久植生保存地
修法ヶ原池の向こう側に見える山一帯が
永久植生保存地となっているそうです。
カッコーは鳴いていませんでしたが、
静かな湖畔の森の影から♬の歌がピッタリな場所です。
修法ヶ原池外周の遊歩道
休憩用なのか景色の鑑賞のためなのか
池の遊歩道の数か所に置かれていたベンチとテーブルを利用して
上着で頭を覆い昼寝をしている男性が数人いました。
左側が切り立った崖になっています。
自然の造形として考えると不自然な気もするのですが、
まさか人工池?
ゆっくりと池の周りを一周し終えて
隣接する神戸外国人墓地に向かいます。
森の広場
神戸外国人墓地 正面入り口
神戸外国人墓地には、
日本人の生活や文化に影響を与えた著名人を含む
世界61か国約2600柱が埋葬されているそうです。
遺族以外は墓地内への立ち入り禁止。
4月~11月の第4日曜日に限り無料で一般公開。
江戸時代末期に土佐藩士によるフランス帝国水兵殺傷事件で
犠牲になった11名が埋葬されていて
フランス艦隊が神戸港に入港するたびに
この地を乗組員一同が訪れ祈りを捧げているそうです。
展望台
勇士の慰霊塔
第一次世界大戦で戦死した阪神間在住の
イギリス・フランス人19名の慰霊ために建設された塔
展望台からの遠景
残念ながら今日は平日で墓地内には入ることが出来ませんでした。
慣れ親しんだ仏教式の墓石には
負のイメージが結びついていますが、
外国式(キリスト教)の墓石には
負のイメージとは結び付いていません。
だからなのでしょう。
展望台から見る墓地に立ち並ぶ墓石は、
ただ美しく感じました。
逆に外国人が日本式の墓石を見ると、
美しく感じるのだろうか。
再度公園・神戸外国人墓地を後にして
次の目的地、神戸高山植物園に向かいます。