浴衣の君~は、ススキのかんざし~♬
クライアント様より
秋の季節を感じられる素敵な写真を送って頂きました。
こんなに立派なススキを見たことがありませんでしたので
びっくりするやら感動するやらです。
ススキとくれば
茅葺の屋根を思い出す人もいるかと思いますが、
私は秋。そして、月見かな。
日本では、満月の影の濃淡が
ウサギが餅をついている姿に見えると言われています。
そこで
月とウサギにまつわるお話をご紹介。
むか~し、むか~し、その昔。
狐とサルとウサギが一緒に暮らしている所に
お腹を減らしたおじいさんが現れて
何か食べ物を恵んでくれとせがみました。
狐とサルは食べ物を捕まえて持ってこれましたが
ウサギは食料を捕まえて持ってくることが
どうしても出来ませんでした。
ウサギは、自分もおじいさんの助けになりたいと
最後に焚火に飛び込んで自分の命を捧げました。
おじいさんは深く悲しみ、
ウサギの清らかな魂を誰しもが見ることが出来るようにと
月に写したんじゃそうな。
そのおじいさんは、帝釈天という神様でした。
はたして月の影にウサギの姿を見て、
逸話が出来たのか、
逸話が先にあって、その影響を受けて
月にウサギの姿を見たのか。。。
私は、少し前まで中秋の名月は旧暦の8月15日なのだから
現在の暦で9月の真ん中あたりの固定で、
毎年同じ日に中秋の名月となると思っていたんですよね。
それがなんと中秋の名月の日が
毎年違うと知って愕然としました。
新聞やニュースで幾度も耳にしていたはずですが、
さほど興味が無かった私の耳は
見事にスルーしていたようです。
自分で勝手にそうに違いない(大きな間違いはない)と思い込み、
幾度となく耳に届いていたはずの正しい情報を
長きに渡りスルー。
知っているはず。そうであるはず。
分かっているはず。
そうでなければならないはず。
そうであってはならないはず。
怖いです。笑えます。
時に知らないことが強さにもなりますが、
その強さは、砂上の楼閣のようなものなので
後に真の強さに変えていく必要があるように思います。
ちなみに今年の中秋の名月は
10月の4日(水)だそうです。