2015年 兵庫県下のサーキットで開催されたレースに
20歳の男がスカイラインGT-Rで出場して優勝しました。
GT-Rは、市販車の皮を被ったレーシング・カーと呼ばれていますから、
他の車種で太刀打ちするのは容易ではありませんが、
GT-Rのポテンシャルを見事に引き出し
ドライビングする技量がなければ意味が有りません。
20歳にしてそこまでの技量を持っていたのですから
レーサーとして将来有望な一人と言えるかも知れません。
ところがです。この話にはオチがあって
優勝して注目を浴びたことで男が乗ったスカイラインGTーRが
なんとまあ盗品だったことが判明し、男は逮捕されました。
いや~しかし衆目環視のレースに盗品で参加って
よっぽどそのレースで優勝したかったのか、
盗品だとバレるはずがないと高をくくっていたのか、
後者の方だとしたら質が悪いような気もしますが
目糞鼻糞かな。
こんな犯罪をやっちゃったらこの男は、
もう今後のレースはもう出れないのでは?
これはアウトでしょう。せっかくの才能が………。
さてですが、
愛車を盗まれた場合、車両保険に入っていると
保険から保険金が支払われるので
金銭的な大きな被害を受けなくても済みます。
車両保険は、盗まれた際の為だけじゃなくて
事故を起こした際に、相手が対物保険が入っていれば
相手の保険から支払われる不足分を
自分の車両保険で補うことが出来るので助かります。
(ただ車両保険の費用は安くないんですよね。)
盗まれた車で事故を起こされた場合には、
基本は損害賠償責任は犯人が負うことになるのですが、
キーを付けっぱなしにしていたり、
エンジンをかけたまま車から長い間離れていた場合等のように
車の管理が悪かった場合には
被害者も損害賠償責任を負わなければならないこともあります。
私が社会人をスタートした職場の先輩が車を盗まれてと言うのか、
犯人は高校生を中退していた悪ガキが深夜に乗り回したあげくに、
これまた知り合いの工場のシャッターにドーン!
大きな音で飛び起きて外に出てみると逃げていく数人の姿と、
残された車。
工場の経営者と先輩は仕事上で知り合いだったので
「えっこの車、○○さんの車やん。」
逃げていく人の姿から運転していたのが
○○さんじゃないのは直ぐに分かったそうですが、
工場主には状況が理解できなかったようです。
盗まれた際に車に鍵を付けたままだったので
ちょっとややこしいことになりそうだったのですが、
車が駐車されていた場所が家の敷地内であり、
しかも野ざらしの駐車場所ではなかったことが考慮されたのか、
被害者の損害賠償責任とはならなかった出来事を思い出します。
それはそうと仮に盗まれた車両が犯人によって
ガラスコーティングされ、ライトをLEDヘッドライトに変更され、
フォクランプも付けられ、タイヤもグレードアップされ、
カーナビも装着されていたら、
愛車を盗難された被害者は、原状回復をする必要があるのだろうか。
気分的に売り払い新しい車を購入したい所ですが、
この辺は良く分からんなあ。