2019年の春 岡山県で80歳の妻子持ちの男性を巡り
67歳と64歳の女性が大喧嘩をしたあげくに
年上の女性は低体温症のため死亡し、
年下の女性は病院に搬送され命を取り留めた。
大岡裁きで有名な大岡越前が、不貞の罪で男女を裁いた際に、
女が男よりも30歳も年上だったことから
男の言い分「女の誘いに乗っただけ。」を疑問に感じて
母親に質問をしました。「女は何歳まで?」
いくら裁きのためと言っても実の息子にそんな質問をされて
母親は、「それはね。何歳までよ。」なんて
はっきり答えることが出来なかったのか、
黙ったまま火鉢の灰を掻きまわしたそうな。
それを見た大岡越前は
「灰?おおおおうか?灰になるまでか?」と理解して、
その後の裁きの参考にした逸話から、
女性の性的欲求は「女は灰になるまで」なんて言われていますが、
岡山県の事件?事故?は、それを地で行く出来事かも。
精神分析のジムクント・フロイトは、
性本能を発現させる力のことを「リビドー」と表現し、
ユングは、「リビドー」を全ての衝動の源泉となる
心的エネルギーとして捉えたそうです。
ユングが捉えたように「リビドー」が全ての衝動の源泉だとすると
実際の性行為そのものは、個人の心肺機能や
筋力の差によって違ってきますが、
そのエネルギーは様々な欲求に変換可能とのことなので
男女とも性的衝動は灰になるまで続くことになります。
それからすると
社長になって金持ちになるぞおおおお!
歌手になって有名になるぞおおお!
芸術は爆発だああああ!
とかのエネルギーも性的衝動を他の衝動に変換したものなのでしょう。
その逆もあるのかなと私は勝手に考えていて、
何かの欲求が上手く充足出来ない場合に、
その何かの衝動の源泉である性的衝動に気持ちが向けられる。
そんな場合、衝動の抑えが効かない暴走状態に
突入しかねないので危険ですね。
人としては理解できることも
法律や条令ではアウトと判断されることもあるので
理性のすぐ後ろに控えている性的衝動をコントロールすることは
かなり大事なことになります。