2003年のドイツの南部でお腹を空かしたカラスが
放牧中の羊を攻撃して19頭を殺す事件があったそうです。
カラスは、頭が良くて身体はある程度サイズがあるので
多くの鳥たちよりもパワーがあるように思われますが、
まさに数の暴力で、いったいどれ程の集団になれば
19頭の羊を殺害する攻撃力を持つことになるのでしょう。
この記事を目にするまでカラスについては、
ゴミ箱を漁り散らかしまくる。
屋外で食事をしていると人の弁当やパン等を空中からひったくる。
ゴルフ場でナイスショットしたボールを強奪する。
なので怖いよりも鬱陶しいイメージでしかありませんでしたが、
今後は、少し怖さを加味して見ようと思っています。
カラスではありませんが、少し前に話題になっていた
大量発生したバッタが話題になっていました。
東アフリカで大量発生したバッタが一日100万食の食料を
食べ尽くしながら進撃して、もう少しで中国にまで到達するとか
言われていましたが、あれどうなったんでしょうね。
あのバッタは、サバクトビバッタと言う種で
日本のトノサマバッタと同じく大型のバッタで
サイズ4㎝から6㎝もある奴が500~600臆匹の集団で飛んで来て
全てを食べ尽くしていく。被害の甚大さもそうですが、
気持ち悪さも最高レベルじゃないかと思います。
気持ち悪いとか気色悪いの反応ですが、
誰しもに何らかの苦手なものがあるものなので
何か特定のものに気持ち悪いとか気色悪いと感じることを
深刻に考えすぎる必要はありません。
ただ何らかの対象に対して過度に反応することで
著しく日常生活に支障をきたしているような場合には、
不安や怖れの反応の改善に取り組むことになります。
一つの方法は、脱感作。
不安や怖れを感じる時には身体の筋肉が硬直するので
対象と向き合い同時に身体の筋肉を弛緩するトレーニングを行う方法です。
脱感作を行う場合は、対象と実際に向き合う方法と
イメージで向き合う方法があります。
もう一つは脱感作とよく似た方法で、
不安や怖れを感じる対象とある程度の時間直面することで
対象がそこまでの不安や怖れを感じるに値するものではないことを
体感的に学び取ることを促します。
これら二つの方法は、段階的に分けて取り組んでいきます。
例えば、対象との距離であったり、
似たような別のもの→絵→写真→作り物→本物と言った感じでしょうか。
もう一つは、恐怖症は過去の体験とイメージが原因であることが多く、
それにアプローチをして改善を図る方法です。(トラウマ解消)
例えば、血液恐怖の原因を手繰っていき、
幼い頃に見た交通事故が原因であったとすると、
恐ろしいのは出来事であって
血液そのものでは無いことの気付きを促す等。
それぞれの方法を組み合わせて取り組むことになりますが、
不安や怖れの反応は大切な反応でもあるので
反応を皆無にすることを目標にするのではなく
過剰な反応を通常の反応レベルに軽減することが目標となります。