廣田神社は、京の都から西方にある特別に重要な神社で
中世の皇族の方々は「西宮」と別称し、
廣田神社への参拝を「西宮」参拝とか
「西宮」下向と称したそうです。
当時の廣田神社の荘園は、
神戸市東部~尼崎西部、有馬、猪名川に及び、
その全体の地名として称されていた「西宮」が
現在の兵庫県西宮市の名称へと受け継がれています。
廣田神社 参道
えっちらおっちらと阪急苦楽園口から
西宮震災記念公園を経て坂道を越えて、
メインの目的地の廣田神社参道に到着しました。
廣田神社は、兵庫県で生田神社、長田神社と共に
神功皇后以来の歴史を有する神社で、
神戸の生田神社、長田神社、湊川神社に参拝をしておいて
西宮市の廣田神社を参拝しない訳にはいかないなと
今日の参拝となりました。
廣田神社
廣田神社の鳥居もコンクリート製ですね。
おそらく阪神淡路大震災の影響なんでしょうね。
ちなみに日本に約3500社ある
恵比寿神社の総本社である西宮神社は、
なんと廣田神社の摂社のようなんですよね。
注蓮縄(しめなわ)
注連縄と書いて「しめなわ」と読む。
こんなん普通では「なわ」は読めても
「しめ」は読めしまへん。
そして、また注連縄
神域と現世を隔てる結果の役割をする
鳥居と注連縄が参道ではなく敷地内に三連続。
え~と、同じくな所がどっかにあったっけ?
私的に廣田神社の何が魅力かと言うと、
拝殿・本殿でもなく、
この注連縄が醸し出す雰囲気なんですよね。
吟道碑
大き目の石碑。
廣田神社と詩吟、どのような関係なんだろうか?
手水舎
バランスが取れていて美しいのですが、
ちょっと面白みに欠ける感じのある手水舎。
手水鉢
廣田神社には、柄杓が撤去されずに備えられていました。
柄杓を手に取るとセンサーが感知して
水が上から流れ落ちます。
御神水
御神水は、神様に供えるお水を指しています。
ところで「ありがとう。」とか
「愛している。」のように呼びかけた水と、
「ばかやろう。」とか「許さない。」と呼びかけた水では
凍らせた時の結晶の美しさが違うなんて
一文を目にしたことがあるのですが、
まさかね。実際にそんなことはあろうはずが………。
話としては面白いので
主たる何かを伝えるためのファンタジーですよね。
神池
神社で目にする神池は、
仏教寺院の放生池と役割が同じ?違う?
廣田神社 狛犬と拝殿
石段の両側に狛犬。石段の奥に拝殿が見える配置。
拝殿の位置が平面上ではなく高すぎる位置でもない感じ。
これまた私の好みです。
廣田神社 狛犬
良く言うと少しだけ個性がある廣田神社の狛犬。
生意気にも悪く言わせてもらうと
一人前に成りかけの職人の作品の印象。
祓所
齋殿神社(ときどの)
読みが「ときどの」って、これまた普通の人は、
注連縄以上に読めないですよね。まさか私だけじゃ………。
廣田神社 拝殿
天候の影響なのか、コロナ禍の影響なのか、両方の影響なのか、
今日の廣田神社もまた参拝者の姿はちらほらだけ。
「君が生まれた時から待っていたよ。」
廣田神社の神様の声が聞こえたような………。
絵馬掛け所
松尾神社(左)・五末社(右)
このデザインも良いですよね。昔の人のデザイン力は凄い。
奉納酒樽
積み上げられた奉納酒樽の一番上に
阪神タイガースの酒樽がありました。
廣田神社は、毎年阪神タイガースが
必勝祈願で参拝する神社でもあるんですよね。
六甲颪に 颯爽と 蒼天翔ける日輪の♬
12球団1の応援歌だと思うんですよね。
伊和志豆神社
廣田神社 本殿
廣田神社の初参拝も終えたので帰宅するのですが、
苦楽園口駅も西宮北口駅も手応え、
いや足応えある距離なので
駅までタクシーと決めているのですが捉まるかどうか。
廣田神社 一の鳥居
とりあえず西宮北口駅方面に向けて歩いていたら
廣田神社の一の鳥居を発見!
そして、雨が降り出しました。やべえぞ!
車の音を背中に聞く度に振り返りタクシーの姿を探し、
振り返る度に雨脚が強くなっていき、
映画「雨に唄えば」の雨中のダンスシーンのように
唄い踊りながら進める程の元気もあるはずもなく
大人しく歩くこと20分前後、
雨宿りと昼食と夕食を兼ねて来来亭に入店。
来来亭
かなりの空腹だったので
来来亭のラーメンが美味いこと美味いこと。
いや炒飯はそれほどでもなかったので
空腹の影響はあまりなし?
何年か前に食べた時と比べて旨味と甘みが増したような………。
お店に頼んでタクシーを手配してもらい
無事に西宮北口駅に到着することが出来ました。
来来亭の西宮広田店さんの従業員の森さんには
大変お世話になりました。内容は言えませんが感謝感激。
来来亭「西宮広田店」の従業員の森さん。
ありがとうございました。
今回も私の趣味にお付き合い下さりありがとうございます。
これからも宜しくお願い申し上げます。