第66代の一条天皇(在位986年~1011年)は、
大の猫好きだったようで、当時の清涼殿にのぼれるのは
位が五位以上に限られていたために
自分の愛猫に五位の位を授けました。
わざわざ猫に冠位を与えなくてもと思ったりするのですが、
皇室の場合は、そういう訳にもいかないんでしょうか。
しかし、皇室に全く詳しくない私なんかは、
猫をそのまま清涼殿にあげることよりも
猫に冠位を与えることの方が掟破りの様な気がするんですよね。
なんか珈琲の面白話を思い出します。
元々アラブ世界の飲物だった珈琲を邪教の飲物だとして
禁止されていたけれども、その香り、魅力に勝てず
珈琲に洗礼を施して飲んでもOKとした感じと似ているような………。
絶対に変えてはいけないもの。
破ってはいけないものもあるとは思いますが、
それら絶対に変えてはいけないものに悪影響がないようなものは
柔軟に対応出来た方が良いですよね。
ご法度の内側には質を高める種があり、
発展、進歩、成長の種があるのはご法度の外側かな。
そして、
サイズが合わないベットに身を縮めて睡眠をするよりも
ベットを買い替えたり、ベットから脚がはみ出ることを許す方が
快適に睡眠できますからね。
小学低学年の時に、授業中にトイレに行ってはいけません。
を遵守しようとして教室で漏らしてしまう。
規則や風習や風潮やモラルを守ることも大切ですが、
誰かの批判の声を気にしたり恐れたりすることなく
その時の自分にとって何が一番大事なのかの自分の考えを持ち、
判断し、実行する。
これを自分の手元に置いておきたいかな。