真実は長い時間が経過しても自然と覚えているものですが、
嘘をずっと押し通すには、
自分がどんな嘘をついたのかを忘れることなく
しっかりと記憶に留めておくことが出来るだけの能力が必要なります。
でなければ、
嘘は、真実とは違って不安定で脆いものですから、
「あれ、それって前に言っていたことと違うよね。」
何て具合に、嘘は崩れ落ちてしまいます。
また、嘘は穴だらけですから、
次から次へと表れる穴を埋めるために、また嘘で埋めて、
その数多くの嘘の全てが矛盾なく繋げるだけの
頭の良さを有していなければ、やがて破綻します。
ですから殆どの嘘は、直ぐに、または後にバレることに、
そして、嘘を重ねた分だけ相手の怒りが大きくなったり、
信頼の損ね方が大きくなります。
それとちょっと似ているものがありまして、
自分の気持ちをシンプルに伝えないことで、
話が凄くややこしくなってしまうことや、
話がまるで違う方向へと流れてしまって、
本当は簡単に伝わることが伝わらなくなったり、
伝わりにくいだけでなく良い争いにまで発展してしまうことがあります。
そして、
「何でこうなってしまったんだろう。喧嘩なんかしたくなかったのに。」と、
反省や後悔を繰り返す。
例えば、
「ねえ。一緒にどこか旅行に行かない。」(本当は沖縄旅行に行きたい自分。)
ー北海道はどう?
「うん。北海道にしよう。」(沖縄に行きたい気持ちを隠したまま。)
何日もかけて泊まるホテルや現地でのプランを考え、日程調整をし、
いよいよ申込みの当日に、
「占いで今回の旅行は、不吉なことが起きると言われたので止めようよ。」
ーえ~何だって占い。ふざけるなよ。
「占いを馬鹿にしないで、結構当たるんだから。
もう気なって、困難で旅行に行っても絶対に楽しい旅行になるはずがないから止めようよ。」
ー前にもこんなことがあったよな。前は確かネットでの評判がどうのと。
「だって、どうせ行くなら最高の条件で最高の所の方が良いでしょう。」
ーそんなことを言っていたら、いつまでもどこにも行けないぞ。
「何で分かってくれないの。酷い。」
ー酷いのはどっちの方だ。
的な感じで、大戦争勃発。
仲の良い老夫婦のように、
「お~い。」でお茶を欲していると理解し、
「お~い。」で新聞を欲していると理解するには、
何十年もの交流を積み重ねてのなせる技であって、
それを数か月、数年で会得出来る人はそうはいません。
自分の素直な気持ちを伝えるに恐さや罪悪を感じて躊躇してしまうにしても、
要求せずに与えられるものに価値があるからと言わないことに徹するにしても、
自分の気持ちとは違う言葉を発せずに、
せめて、「う~ん。」と返事を濁しておけば、
このようなことに端を発した大戦争勃発はかなり防ぐことが出来るように思うのです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
人の記憶は、何かの刺激があることで引き出しやすくなります。今回の私の場合は、歌詞のフレーズが出て来て、それにつられるようにメロディーが出て来ました。歌詞とメロディーまで来たのに、何の歌かまでは連なって出て来なかった。
藤原さんは、よく出てきましたね。おかげでスッキリです。
真っ赤な嘘。なぜ?赤いのですか?