今回の京都名所巡りは、
いつもの友人とではなく
私、単独での京都巡りとなります。
午前8時過ぎには京都/阪急河原町駅に到着して
阪急河原町駅から歩いて数分の距離にある
錦天満宮に向かいました。
錦天満宮
鳥居の両端が壁にめり込んでいることで
有名な錦天満宮の鳥居を
実際に観るのは今日が初めてなんですよね。
昔、ミスター・マリックが
コインに一本の煙草を通したのと同じように
鳥居の一部が完全に壁を通り抜けています。
このようなことになったのは、
錦天満宮の参道が、江戸時代に魚市場として栄え、
時代と共に参道を含めた
辺り一帯が繁華街へと発展し、
建物が高くなった結果だそうです。
この形に決着するまで天満宮側と建築側双方が
「困った。困った。」の状況だったと思いますが、
古典落語の三方一両損のように、
互いが少しづつ負を受け持ったことで
見事に決着したんでしょうね。
両者の懐の広さに乾杯です。
錦天満宮の入り口
錦天満宮の参道は、「京都の台所」と呼ばれる
390m続く錦市場商店街と発展を遂げ、
今や外国人観光客にも人気エリアとなっています。
錦天満宮・手水舎
無味、無臭、無菌で飲用としても利用できる
京都名水の一つ「錦の水」
どんな味なのか飲んでみようかと思いましたが、やめました。
錦天満宮 拝殿・本殿
朝早いこともあって境内に観光客の姿はなく、
錦市場商店街に関係する人だと思うのですが、
時折、スーツ姿の人が入れ替わり境内にやって来ては、
真剣に参拝していました。
日乃出稲荷神社
菅原道真を祀る天満宮の中から
由緒深い全国の25社を順拝する
菅公聖蹟二十五拝という風習があるそうで、
第一番の京都・菅原院天満宮から始まり、
第2番の錦天満宮、
そして、
奈良、大阪、兵庫、香川、広島、広島、山口、
福岡の太宰府天満宮へと至り、
再び大阪へと戻り、
順拝の締めとなるのが、
全国の天満宮、天神社の総本社の
京都の北野天満宮となります。
今日の鴨川
錦天満宮を後にして、
京阪本線の祇園四条駅に向かいます。
今日も鴨川は穏やかです。